女子プロサーファー、トランス選手の競技参加に抗議

(2023年2月12日)

2018年7月18日(水)、カリフォルニア州リモアのWSLサーフ・ランチにて、波に乗るベサニー・ハミルトン。ハミルトンは次男を出産してから4ヶ月でサーフボードに戻り、9月の第1回サーフ・ランチ・プロでワイルドカード・スポットを獲得している。現在28歳のハミルトンは、13歳のときにイタチザメに左腕を奪われている。(プアボーイズ・プロダクションズ via AP)

By Matt Delaney – The Washington Times – Wednesday, February 8, 2023

 米プロサーファーのベサニー・ハミルトンさん(32)が、女子のサーフィン競技へのトランスジェンダー女子選手の参加を認めるとする「世界サーフ連盟(WSL)」の方針に反対を表明したことが批判されている。ハミルトンさんは7日、この批判に応えた。

 ハミルトンさんはインスタグラムに、「これまで、流れに逆らっているとして、卑劣で、残酷で、厳しい非難が私に向けられてきたことは分かっている」と投稿した。

 また「私が知る限り、現在、ツアーに参加している女子選手の大部分は支持していない」と主張、嫌悪感やトランジェンダー嫌いからトランス女子選手の参加容認に反対している訳ではないと、競技に参加している他の女子選手を擁護した。

 ハミルトンさんが7日に投稿した動画は、先週末のWSLツアーボイコット表明に続くもの。

 WSLは6日の声明で、規則変更は、国際サーフィン連盟(ISA)との協力の中でなされたものと主張した。ISAは、サーフィンをオリンピック競技にすることに取り組んできた。

 ISAの方針では、トランスジェンダーの女子選手が女子競技に参加するには、テストステロン値が最低1年間継続して5ナノモル/リットル以下であることが条件とされている。

 ISAは声明で、「WSLは平等と公平のバランスを取ることを目指しており、今後何カ月、何年間にわたって、調査し、情報を集め、反応を見ながら、この方針の評価を続ける」としている。

 サーフィンのチャンピオン、ベサニー・ハミルトンさんが、生物学的男性が女子の競技に参加するのが許されるなら、もう、世界サーフ連盟(WSL)の競技には参加しないと表明した。ハミルトンさんはすでに絶対的レジェンドであり、これによって、さらにレジェンドとして認められるようになる。ありがとう。@bethanyhamilton! pic.twitter.com/gF2qa7cD84

-ロビー・スターバック(@robbystarbuck)2023年2月5日

 ハミルトンさんは動画の中で、「ホルモンの数値で、その人が男性か女性かが間違いなく、正確に分かるのか」と疑問を呈した上で、「男性の体を持つ選手の優勢」がすでに、陸上や競泳などのスポーツで見られていると指摘した。

 ハミルトンさんは、WSLが別の方法としてトランスジェンダー選手のための部門をつくることを提案した。

 ハミルトンさんが、2003年にハワイでサーフィンをしていた際に、サメに襲われて左腕を失ったことはよく知られている。わずか13歳の時だった。

 2008年からWSLで競技し、女子選手権ツアーでは20位にランクされている。

 5日のインスタグラムへの投稿でボイコットを表明、「この大きな変更が取り入れられるようになれば、女子のサーフィンが15~20年後にどうなっているかを想像するのは非常に難しい」と懸念を表明していた。

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