カルチャー


最高裁、未成年者の性転換治療を禁止する州法を支持

(2025年6月19日)
 最高裁は18日、未成年者への性転換治療を禁止するテネシー州法を支持し、トランスジェンダーに関する法律は、憲法の平等保護条項を自動的に発動させるものではないとの判断を示した。
 判決は6対3で、トランスジェンダーの問題に関する議論と医学の進歩の探求に一定の余地を残した。 →続き

宗教の社会への影響が上昇-ギャラップ世論調査

(2025年6月17日)
 10年以上にわたって米国社会で宗教の影響力は低下傾向にあったが、近年、世論に顕著な変化が表れ、宗教が影響力を増しているとの見方が強まっている。
 11日に発表されたギャラップの世論調査によると、成人の34%が宗教の影響力が強まっていると回答した。昨年同月の20%から急上昇し、新型コロナウイルスのパンデミック(大流行)後の最高水準に近い。 →続き

後退するジェンダー政治 女子スポーツから男性排除を

(2025年6月14日)
 五輪体操金メダリストのシモーネ・バイルズ氏は、もう一度引退すべきだ。
 週末、彼女は女性権利活動家であり元大学競泳選手のライリー・ゲインズ氏を非難した。ミネソタ州のソフトボール選手権で男性投手のチームが優勝したことを州高校連盟が祝福し、これをゲインズ氏が批判したのが原因だ。 →続き

離婚で子供の貧困、10代での妊娠、服役は増える-調査

(2025年6月11日)
 最新の調査によると、親が離婚した子供は、両親がそろった家庭の子供に比べて、貧困に陥りやすく、思春期に妊娠しやすく、一方の親とほとんど会えず、服役しやすく、大学に進学せず、早期に死亡する傾向が強いことが示された。
 民間研究機関「全米経済研究所」は50年以上にわたって100万人以上の親が離婚した子供を追跡調査し、先月、その結果を発表した。この種の調査としては最大規模のもので、国勢調査局、メリーランド大学、テキサス大学の3人の研究者が、500万人以上の子供の税務記録と国勢調査記録をリンクさせて分析し、比較を行った。 →続き

トランプ氏、トランス選手優勝に制裁警告

(2025年6月6日)
 トランプ大統領は、女子の学校スポーツにトランスジェンダー選手を参加させる州に対して制裁を科すと警告したが、それは本気だったようだ。
 トランプ氏は3日、先週末のカリフォルニア州女子陸上競技選手権で生物学的男性の選手が金メダルを獲得したことを受けて、州に対して重い罰金を科すと警告した。 →続き

州陸上決勝で女子出場枠拡大 トランプ氏の圧力が奏功か-カリフォルニア州

(2025年6月2日)
 カリフォルニア州インタースクール連盟(CIF)は、トランスジェンダー選手を巡ってトランプ大統領から批判を受ける中、競技の出場枠を拡大し、選考に漏れた女子選手を来週末の州陸上選手権大会に招待した。
 州の高校スポーツを統括するCIFは、この変更について、選手権への出場資格を1枠でも逃した「生物学的女性」選手の参加を増やすことを目的とした「試験的エントリープロセス」と説明した。 →続き

トランス選手に負けた女子にもメダル カリフォルニア州が新方針 「不平等は変わらない」反発も

(2025年5月31日)
 カリフォルニア州インタースクール連盟(CIF)は、州陸上選手権を前に、女子選手への譲歩を発表した。トランプ政権からの圧力が強まる中、トランスジェンダー選手を巡る騒動の収拾を図るためだ。
 CIFは、今週末に開催される高校陸上競技の州選手権で、男子選手に表彰台からはじき飛ばされた女子選手にもメダルを授与する。 →続き