航空宇宙・防衛


ミリー統参議長、ウクライナ支援による兵器不足懸念を否定

(2023年8月11日)
 マーク・ミリー米統合参謀本部議長はワシントン・タイムズ紙の独占インタビューで、ウクライナへの武器供与が続いているが、米国の武器備蓄量は「許容可能な危険レベル」を下回ることはないと述べ、ロシアの侵攻を受けたウクライナに大量の軍事支援を送ることで、米国が自国を危険にさらしているのではないかという見方を否定した。
 ミリー氏は、国防総省幹部らは、手元にある兵器の量を監視しており、それが許容できる最低量を下回ることはないと述べた。ロシア軍に対する勝利の見込みや、バイデン政権がどの時点でウクライナを和平交渉に向けて後押しするかなどをめぐって、政界や国家安全保障専門家の間でウクライナに関する議論が高まっている。 →続き

米国は、より優れた極超音速ミサイルの開発に時間をかける

(2023年6月17日)
 待望の極超音速兵器の戦場デビューは大失敗に終わったが、専門家によれば、それは技術上の根本的な問題よりも、誰が引き金を引いたかに大きく関係している。
 ロシアの極超音速ミサイル「キンジャル」は、ウクライナの標的への命中に何度も失敗している。多くの場合、ウクライナ軍が配備している効果が実証済みの米国製パトリオット・ミサイルの砲列に迎撃されている。 →続き

国防総省、サイバー兵士のリモートワーク容認へ

(2023年3月19日)
 危険なサイバー攻撃者の居場所といえば、黒いフードをかぶったハッカーが巣くう薄暗い地下室というイメージだが、ペンタゴン(米国防総省)におけるデジタル・ディフェンダーたちの環境は、快適になりそうだ。
 国防総省は優秀な人材を引き付け、確保するための新たな戦略の一環として、サイバー人材のリモートワーク導入を視野に入れている。2023~27年の「国防総省サイバー人材戦略」では、「サイバー人材全体におけるリモートワークの柔軟性と機会拡大の政策」を支持する目標を掲げている。 →続き

ホワイトハウスは、ロシアがイランに戦闘機を提供することを懸念

(2023年3月1日)
 米ホワイトハウスは24日、ロシアが軍事同盟の拡大の一環として、イランに戦闘機を送ることを検討していると発表した。イランは、ロシアに火砲や戦車の砲弾を供与し、ウクライナ侵攻を支援している。
 国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は記者団に対し、イランが11月にロシアに武器を輸送し、それと引き換えにロシアはミサイルや電子機器、戦闘機など「前例のない防衛協力」を申し出ていると述べた。 →続き

米国防総省、ウクライナへの武器増産を促す

(2023年2月24日)
 一年前にロシアが侵攻して以来、米国はウクライナに約300億ドル相当の軍事支援を進めてきた。ペンタゴン(国防総省)の当局者は、国内の防衛産業に更なる増産を呼びかけている。
 クリスティン・ヴォルムス陸軍長官は木曜日の記者団とのブリーフィングの際に、最近訪れたペンシルベニア州スクラントンにある陸軍兵器廠について、作業員たちが155mm砲弾を製造していることに触れた。 →続き