国際


台湾が中国の選挙介入を警告

(2024年4月13日)
 台湾政府は、中国が悪質な情報工作に成功しているのは、支持者一人一人に直接接触できる「現地協力者」のおかげであり、このようなことは新しいハイテクツールであってもできないと警告している。
 台湾政府と市民団体は、激戦となった1月の選挙前に、中国から有権者を誘導するためのデジタル攻撃を受けたと主張している。 →続き

性転換は人間の尊厳の侵害 バチカンが新文書

(2024年4月11日)
  ローマ教皇庁(バチカン)は8日、性転換手術と代理出産は人間の尊厳に対する重大な侵害であり、中絶や安楽死と同様、人間の生命に対する神の計画を否定する行為だと表明した。
 「ディグニタス・インフィニタ(Dignitas Infinita、無限の尊厳)」と題された20ページに及ぶ文書で教理省はさらに、安楽死と自殺幇助をも否定し、「人間の尊厳を侵害する特殊なケース」と呼んだ。 →続き

「ハバナ症候群」にロシア関与か 米高官らが脳に損傷

(2024年4月9日)
 ロシアが新型のビーム兵器を秘密裏に使用し、多数の米外交官や情報機関関係者に脳損傷を負わせたと報じられたことを受けて、米情報機関はこれらを深刻にとらえなかったと非難されている。
 国家情報長官室(ODNI)は先月の年次脅威評価報告で、ほとんどの米情報機関は、米政府関係者が脳損傷を負うなどした「ハバナ症候群」と呼ばれる不可解な症状について、「外国の敵が原因である可能性は極めて低い」と結論づけた。 →続き

ロシアはテロを阻止できなかったのか―元米当局者

(2024年4月7日)
 ロシアがテロ攻撃を知っていながら未然に阻止しなかったのかどうかについての疑問が渦巻く中、元米軍当局者は31日、米国が130人超の死者を出したモスクワのコンサートホールでのテロ事件を回避するのに役立つ十分な情報をロシア側に伝えていた可能性が高いと述べた。
 退役大将のマッケンジー元中央軍司令官は、ABCの番組「ディス・ウィーク」で、ロシアは米国からの警告を基にテロ攻撃を未然に防げた可能性が高いと考えていると語った。攻撃の警告の一つはモスクワのクロッカス・シティ・ホールへの攻撃の2週間前の3月8日に来ており、過激派がモスクワでのコンサートを攻撃しようとしているとはっきりと指摘していた。 →続き

ウクライナ支援の難問

(2024年4月6日)
 マイク・ジョンソン下院議長は窮地に立たされている。共和党が一票差で多数派を維持する中、ロシアと戦うウクライナへの資金援助についてどのような選択をしようとも、議会が休暇明けとなる来週には、内紛が起きる可能性が高い。
 ルイジアナ州選出の共和党議員であるジョンソン氏は、復活祭の3月31日に放映されたFOXニュースの司会者トレイ・ガウディ氏とのインタビューで、いくつかの考えを示した。ジョンソン氏が説明したように、この状況で同氏にできることは、一歩ずつ前進することである。 →続き

脱北映画「ビヨンド・ユートピア」、アカデミー賞落選が波紋

(2024年3月31日)
 ソウルの学校の講堂で3月中旬、わずか55㌔北で起きている悲劇を取り上げた力強く、悲惨なドキュメンタリー映画を見た子供たちや親たちの間からすすり泣きが起こっていた。
 昨年10月に公開された「ビヨンド・ユートピア脱北」は、アカデミー賞ドキュメンタリー部門の候補に選出されるとみられていたが、驚いたことにノミネートされなかった。受賞式までの間、この映画は、この映画に携わった人々、この映画を非難する人々問わず多くのアジア系米国人の間で論争を巻き起こした。 →続き

テロ対策における国際協力の難しさ

(2024年3月29日)
 敵の敵は時に味方となるのが、テロ対策といういちかばちかの世界である。しかし、それよりもはるかに複雑なこともある。
 ジハード・テロリスト集団「イスラム国」(IS)のアフガニスタン支部「イスラム国ホラサン州」(IS-K)による脅威が急速に高まり、米国と、ロシア、イラン、さらにはアフガニスタンの支配者タリバン政権など、米国の宿敵が接近している。これらの国々は、IS―Kから直接、攻撃を受け、死傷者が出ている。ロシアも何度も標的となり、危うく災難を免れてきたようだ。 →続き