国際


ウクライナ・ロシア:ハイテクを駆使した第一次大戦?

(2023年5月12日)
 【フロリダ州タンパ】それは主要大国の間で展開された初めてのハイテク衝突であり、21世紀に進化する戦闘を間近に見極める紛争になるだろうと言い交わされた。しかしロシアとウクライナの戦争は、ドローンやアイフォンを駆使した第一次世界大戦、とでも言えるような、戦術や戦略では大方の予想よりもはるかに、伝統的なアプローチに多くの共通性がある、一部のアナリストはそう指摘している。
 確かにこの戦争では現代の技術、例えば無人航空機、高度な通信システム、次世代型ミサイル防衛システム、ソーシャルメディアなどが重要な役割を果たしている。しかし15ヶ月目に入った戦場の核心部分では大砲、地上での機動作戦、戦車戦や、一世紀以上も前の第一次世界大戦を思わせる深く掘った防御用の→続き

タイに浸透する中国のソフトパワー

(2023年5月9日)
 【バンラクタイ(タイ)】冷戦時、中国国民党が中国共産党との戦いに敗れ、逃れたタイ北部が、中国人の人気の観光スポットになっている。中国風のホテルなどが建ち、かつて中国共産党と戦った国民党の子孫が中国人観光客を迎えている。
 タイ北部のチェンライ、チェンマイ、メホンソン県に散在する100以上の村々には、中国雲南出身の中国人約20万人が住む。皮肉なことに、かつては敵だった国民党ゲリラの子孫は、経済の発展に貢献してくれている中国人に感謝しているという。 →続き

米の「核の傘」、韓国では警戒の声も

(2023年5月3日)
 韓国の尹錫悦大統領は6日間の訪米中、カラオケで米国民を魅了したが、バイデン政権が提供した核の保証については、本国でも懸念されている。
 4月30日に終了した今回の訪米は、就任早々外交的な失態を犯し、堅物と思われていた尹氏にとって転換点となった。ホワイトハウスでの晩餐会では、ドン・マクリーンの名曲「アメリカン・パイ」の冒頭を歌い、その後に行われた議会での共同演説では、米国民が好きな言葉を披露するなど、愛嬌のあるところを見せた。 →続き

G7、石炭めぐり譲歩

(2023年4月27日)
 シェイクスピアは、「思い切りがいいばかりが勇気ではない」と書いた。うまく言ったものだ。世界の先進国のエリートらは、これまで重宝されながら今では嫌われ者の石炭の使用停止に突き進んでいたが、よく考えた末、これを止めた。シェイクスピアの言葉よりも簡潔な表現で言えば、良識が勝ったのだ。
 先進7カ国(G7)は週末、札幌で、気候・エネルギー・環境政策に関する会合を開き、2030年までに段階的に石炭火力発電所を廃止するという約束を支持しないことで合意した。石炭の使用を巡る譲歩に加え、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、欧州連合(EU)の代表は、クリーンな天然ガスが、彼らが切望する化石燃料のない未来への橋渡しになり得ることを→続き

韓国で北朝鮮問題への新たなアプローチ求める声

(2023年4月26日)
 【ソウル】一触即発の朝鮮半島では、核兵器使用のハードルが下がり、地域的な軍拡競争が進行し、外交が機能せず、情報交換もない中、多くの課題に直面している。
 ロシアとウクライナの戦争は、北朝鮮に外交的・経済的孤立を脱する新たな機会を与え、米韓同盟70周年を祝うとみられるワシントンへの公式訪問を控えた韓国の尹錫悦大統領にさらなるプレッシャーを与えている。 →続き

亡命の技師がプーチン氏を偏執症の戦争犯罪人と酷評

(2023年4月17日)
 ロシアのプーチン大統領は情報機関報告書から情報を得ており、コミュニケーションに携帯端末を使用していないと、最近ロシアから亡命した連邦警護局(FSO)の元技師が証言した。
 グレブ・カラクロフ氏は、プーチン氏が2022年2月に始めたウクライナ戦争に反対してFSOを辞めたと、ロシアの反体制派団体に語った。 →続き