中国偵察気球、任務は極超音速ミサイルのための情報収集

(2023年12月3日)
 中国の国防研究報告書によると、高高度気球計画は人民解放軍(PLA)の極超音速ミサイル計画と連動しており、米国との衝突に備えて、この二つの計画を管轄する「近宇宙軍」が新設されたという。
 国立国防科技大学の研究者グループの報告によれば、PLAは極超音速ミサイルと高高度気球のために新たに近宇宙軍を設置した。2月に米本土を横断し、サウスカロライナ沖で空軍の戦闘機によって撃墜された偵察気球もこの高高度気球に当たる。 →続き

EV普及を急ぐバイデン氏 損失被る販売店

(2023年12月2日)
 自動車販売店は、電気自動車(EV)の在庫の販売に苦労している。化石燃料の使用をなくしたいバイデン大統領の要請を受けて増産されたEVが、販売店に押し付けられているからだ。
 これまでに、政府と公益事業から巨額の補助金が提供され、その費用は納税者の負担だ。 →続き

ディズニー左傾化、業績に悪影響

(2023年12月1日)
 ウォルト・ディズニー社の政治活動への進出は、ビジネス上良い結果をもたらしていない。先週、証券取引委員会に提出した書類の中で、同社の首脳陣は、「環境と社会的目標の達成に向けた当社の取り組み」と「世間や消費者の趣味や好みとのズレ」が、「当社のエンターテインメントに対する需要に影響を与える」可能性があることを明らかにした。
 それは、過小評価だ。ディズニーによる高予算の最新作である女性スーパーヒーロー映画「マーベルズ」は期待外れの結果で、公開直後の週末の興収は4600万㌦と、ディズニー傘下のマーベル・スタジオにとって最悪の水準となった。前作「アベンジャーズ」は2019年の全期間を通して27億㌦を稼いだが、今回の作品は製作費を回収す→続き

トランプ陣営、Xマス包装紙で資金調達

(2023年11月29日)
 トランプ前大統領の陣営は26日、クリスマス・シーズンに合わせて同氏の顔写真をあしらった包装紙を公開した。
 トランプ陣営のウェブサイトに掲載された包装紙は白色で、今年撮影されたトランプ氏の白黒の写真が使われている。サンタクロースの帽子をかぶり、「絶対負けない」の文字が入っている。 →続き

NATOのシェンゲン協定軍事版にロシア反発

(2023年11月28日)
 北大西洋条約機構(NATO)の補給部門幹部が、将来の脅威に備えるため、欧州内の国境を越えて兵力、武器、物資を迅速に移動させることを提案した。これにロシアは強く反発している。
 ドイツ陸軍のアレクサンダー・ソルフランク中将は23日、国境の検問所を通らずに移動できる欧州連合(EU)のシェンゲン協定の軍事版のようなものを設けたいと述べた。ソルフランク氏は、欧州全域での部隊移動が手続きによって妨げられ、将来ロシアと衝突した際に対応が遅れる可能性があると懸念を表明した。 →続き

トランス競泳選手が女子記録更新、反発強まる

(2023年11月27日)
 トランスジェンダーの選手が学生競泳で優勝し、大会記録を塗り替えたことで、全米大学体育協会(NCAA)に女子スポーツの公平性を確保するよう求める声が改めて強まった。
 この選手は、メーガン・コルテスフィールズさん。ニュージャージー州ラマポ大学の4年生で、これまで男子チームで3年間泳いでいた。18日にペンシルベニア州ダラスで開催されたクーガースプラッシュ・インビテーショナルで、100ヤードバタフライの57秒22の学校記録を更新した。 →続き

中国系ソーシャルメディア、ティックトックが若者の知性を劣化させる

(2023年11月26日)
 米国人は製品を禁止することに抵抗があり、それが特に検閲のようなものであればなおさらだ。理想的な世界であれば、賢い消費者は、TikTok(ティックトック)のような疑わしい製品には見向きもしないだろう。
 しかし、その悪影響が愚かさの蔓延(まんえん)につながれば、知恵が最初の犠牲者となる。早口の動画が満載のソーシャルメディアアプリは、多くの若い米国人をティックトックの愚か者に変えている。 →続き

対ハマスで新たな軍事戦略を試すイスラエル

(2023年11月25日)
 イスラエルは願わずして、21世紀の戦争に対する新たな戦略を試すこととなった。
 専門家によると、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスに対して繰り広げる反撃は、イスラエルが再構築した軍事ドクトリンの初の実地試験となっている。イスラエルは、既存の軍隊との大規模衝突の可能性よりも、21世紀の非対称戦に勝利するため、特殊地上部隊、航空戦力、情報収集、サイバー戦能力の融合に重点を置いている。 →続き