国境・移民政策


不法移民を特別待遇で迎えるカルフォルニア州

(2024年6月10日)
 カリフォルニア州議会は、全米で最も革新的な機関の一つである。62対17で圧倒的多数を占める民主党は、少数派を思うままに押さえつけ、自分たちが夢見るどんな政策でも押し付けることができる。このことは、左派の思考を知る貴重な手がかりであり、全米がどこへ向かうかを予見するものだ。
 先週、ロバート・リバス下院議長は、その無制限な権限を行使して、共和党のビル・エサイリ下院議員を司法委員会から追放し、代わりに高齢者・長期ケア委員会に所属させた。明らかな懲罰である。 →続き

無謀な移民政策のリスクを浮き彫りにする大学騒動

(2024年5月12日)
 数十年にわたる象牙の塔でのマルクス主義の洗脳教育は、人種のるつぼを覆し、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の夢を悪夢に変えてしまった。もはやエリート高等教育機関は、「わが国の不協和音を兄弟愛の美しいシンフォニーに変えよう」とはしない。不和が常態化しているのだ。
 年間8万9587㌦の学費が掛かるコロンビア大学の革命的な学生たちは、自分たちが抑圧されていると思い込むあまり、必要な準備もせずにキャンパスの建物を占拠しようとした。ニューヨークの治安当局によって排除される直前、特権的な立場の首謀者の一人は、食料の提供は学校運営者の責任だと主張した。 →続き

移民問題がトランプ氏に追い風、女性票獲得へ

(2024年4月8日)
 ジョージア州に住む保守派のリア・オルドリッジさんは、共和党の大統領予備選でニッキ・ヘイリー氏を支持し、ドナルド・トランプ前大統領を取り巻く政治的サーカスにうんざりしている。
 オルドリッジさんはワシントン・タイムズに、バイデン大統領の国境政策に不安を感じているため、11月の大統領選でおそらくトランプ氏に3度目の票を投じることになると語った。 →続き

テキサス国境の決戦

(2024年2月5日)
 信念を貫こうとする政治家は稀有な存在だ。ほとんどの政治家は、献金者たちや彼らに仕えるメディアの怒りを買うことを恐れ、真の議論から遠ざかっている。しかしテキサス州知事のグレッグ・アボット氏は違う。彼はバイデン大統領の南部国境での職務怠慢を是正するために具体的な措置を講じている。
 この問題は1月22日、連邦最高裁がイーグル・パスとして知られるリオ・グランデ川沿いの不法越境者の多発地帯にテキサス州が設置した物理的な障壁に国土安全保障省が手出しすることを禁じていた差し止め命令を解除したことで表面化した。 →続き

リークされた与野党の国境政策に保守派が猛反発

(2024年1月20日)
 米上院で交渉中の移民政策で、不法入国者の即座の就労を認め、政府は追放権の発動まで1日最大5000人の不法移民を受け入れるという情報がリークされ、保守活動家たちが反発している。
 交渉担当者たちは数週間に及ぶ協議の間、情報を固く守ってきたが、「移民アカウンタビリティー・プロジェクト」のローズマリー・ジェンクス政府関係部長は、交渉に詳しい複数の人物から説明を受け、オンラインで詳細を共有していると述べた。 →続き

地方選で外国人投票導入 不法移民が登録の可能性も

(2024年1月5日)
 米国の首都、コロンビア特別区(ワシントンDC)は、外国人投票という全米最大の実験に向けた準備を進めている。1年近く前から計画され、2024年に行われる最初の選挙で実施される予定だ。
 同市によると、昨年12月中旬の時点で3人が有権者登録した。全員が対面での登録だった。今年から外国人にもオンライン登録が始まることで、さらに関心が高まると当局は期待を寄せている。 →続き

全米の地域社会に大きな負担強いる不法移民の急増

(2023年10月7日)
 不法移民の流入に対して最も大きな声で苦情を訴えているのはニューヨーク市かもしれない。だが、政府のデータによれば、バイデン米政権下で急増した不法移民は全米各地に広がっており、地域社会の受け入れ能力を圧迫している。
 その数は膨大なため、米移民税関捜査局(ICE)は約半数のケースで強制送還手続きを開始できていない。これは連邦裁判所に提出された、5月の数日間に拘束・釈放された不法移民約2500人を追跡したデータで明らかになった。 →続き