トランプ氏の「常識の革命」、欧州にも-元ポーランド首相

(2025年1月28日)

2023年12月11日月曜日、ポーランドのワルシャワで、議会での政権信任投票に先立ち演説するマテウシュ・モラビエツキ首相(当時、右)。(AP Photo/Czarek Sokolowski)

By Ben Wolfgang – The Washington Times – Tuesday, January 21, 2025

 トランプ大統領の「常識の革命」は、米国内を超えて、左派政策から離れ「合理性」を重視するトランプ氏の運動に共鳴する形で、欧州の政治情勢にも変化をもたらしている。

 これは、今週ワシントンでトランプ氏のホワイトハウス復帰を祝うために訪れた、元ポーランド首相のマテウシュ・モラビエツキ氏からのメッセージだ。同氏はここ数年、トランプ氏の保守的なメッセージが加速していると語った。また、西洋全体で草の根レベルで一般市民の優先事項が根本的に変化していると述べた。

 モラビエツキ氏は20日、トランプ氏が就任宣誓を行った数時間後、ワシントン・タイムズの独占インタビューで、「さまざまなテーマについて議論すると、欧州での変化は非常に顕著だ」と語った。

 「2年前には、誰もが不法移民を合法化する話や、LGBTQ、グリーン・ニューディール、ウォークといった話をしていた。しかし今、ムードは変わりつつある。話題の中心は、かつてとは全く異なっている。私たちはより安全保障や国家主権、そして常識について話すようになっている」

 「私たち全員がこれを切実に必要としている――理性、常識の革命を。人々はこれを求めている」と語るモラビエツキ氏は、最近、欧州保守改革党の総裁に選出された。

 トランプ氏やモラビエツキ氏のような欧州の盟友たちが伝えるメッセージの中心には、次のような考えがある。左派が推進する物語にもかかわらず、大西洋の両岸での保守運動は、少数派やその他のグループに対する憎悪、恐怖、差別に基づくものではないということだ。

 2017年から2023年までポーランド首相を務めたモラビエツキ氏は、「私たちはこれらのグループを憎んではいない。まず、私たちの市民が本来享受すべき環境と生活条件の中で暮らす権利を求めている。そして第2に、彼らの生活様式や生活水準が、さまざまなイデオロギーによって損なわれることを望んでいない。これは誰かを憎むこととは全く異なる」と述べた。

 実際、トランプ氏が米国の移民政策に厳格な姿勢を取る一方で、彼はヒスパニック系有権者の40%以上の支持を獲得した。これはトランプ氏やモラビエツキ氏の保守的な政治原則が、憎しみに基づいているという左派の主張が有権者に響いていないことを示唆している。

 ロシアのウクライナ侵攻について、モラビエツキ氏は「楽観的」であり、トランプ氏がロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領を交渉の場に引き出し、間もなく3年目になる紛争を終結に導く適任者であると語った。トランプ氏の「予測不可能性」が、このような繊細な外交分野で優位性をもたらすと述べた。

 モラビエツキ氏は「彼が何をするか誰にも分からない。それが交渉の場での彼の本当の強みだ。プーチンは、ウクライナへの攻撃的な姿勢をやめない限り、制裁や制裁パッケージの緩和はないと認識しなければならない。こうした強いリーダーなしには、戦争を止めることはほぼ不可能だ。今、私はウクライナが戦争に敗北することなく、戦争を止める希望を抱いている」と述べた。

 20日の就任演説で、トランプ氏は世界中の紛争を止め、米国が新たな戦争に巻き込まれるのを防ぐことを中心に据えた外交政策の遺産を築く意向を明確にした。

 「私が最も誇りに思う遺産は、平和をつくる者、統一する者であること。それが私の目指すものだ」

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