中国軍、台湾上陸へ特殊艦艇を公開

(2025年3月26日)

2025年2月26日水曜日、台湾西部の高雄市と屏東市の沖合約40カイリ(約74km)で演習を行う中国軍艦船を撮影した台湾国防省発表のビデオからの画像。(台湾国防省 via AP)

By Bill Gertz – The Washington Times – Thursday, March 20, 2025

 中国人民解放軍(PLA)は、将来の台湾侵攻に備え、地雷原を克服できる橋を備えた5隻もの特殊なはしけのうち、最初のものを公開した。

 ネイバル・ニュースのアナリスト、H.I.サットン氏はこのはしけについて、「台湾への侵攻がどのようなものになるかと考えている人は、今、新鮮な視覚的手がかりを得たことになる」と書いている。

 はしけは中国広州の造船所で撮影され、PLAが演習を行っている様子が写っている。このはしけは、水上に道路のような構造物を敷設し、軍用車両や軍隊を載せることができる750メートルの通路を備えている。

 このはしけは「水橋」と呼ばれ、船首から伸びる120メートルのクレーンのような橋を持ち、水、泥、護岸、地雷など海岸の障害物を越えることができる。

 海軍大学校の中国海事研究所のアンドリュー・エリクソン教授(戦略学)は、このはしけについて海外での用途や商業利用はないと述べた。このはしけは「中国が揚陸作戦を支援し、フェリーで台湾の海岸線沿いの最も有利な場所に後続部隊を展開させる際に欠けている部分」を補完するためのもののようだ。

 はしけを使えば、PLAは上陸地点として台湾の港を制圧することなく、民間船を使って侵攻することができる。

 「1隻の船で重要な障害物やその他の危険物を乗り越えることができる。複数の船を端から端へと縦に連結することで、非常に長い橋を作ることも可能だろう。そして、その初期的な試みがすでに観測されている」

 はしけの画像は、今月初めに中国のソーシャルメディアに初めて投稿され、X(旧ツイッター)に再投稿された。

 このはしけは、中国軍は台湾への揚陸侵攻という困難な任務を遂行できないとする一部の米軍関係者の主張を根底から覆すものだ。中国の習近平国家主席は、2027年までに台湾を武力で奪取する軍事的準備を整えるようPLAに命じている。

 マーク・ミリー統合参謀本部議長(当時)は2023年9月、中国による台湾への軍事攻撃は「非常に高いハードル」があり、「あらゆる作戦の中で最も複雑なものだ」と述べた。

 「率直に言って、中国の軍事能力は、おそらく今この瞬間には、それを実行できる水準にはない」

 国防総省の情報アナリストも長年、中国は上陸用の揚陸艦など必要な装備が不足しているため、幅100マイル(160キロ)の台湾海峡を越えて侵攻することはできないだろうと主張してきた。また、民間の中国アナリストの中には、PLAの侵攻は「100万人の水泳」に終わるだろうと揶揄する者もいた。

 しかし近年、新たな情報によって、中国海軍が急速に重要な侵攻能力を構築しつつあることが判明した。中国は2021年から16カ月の間に、075型と呼ばれる3隻の大型揚陸艦を建造し、就役させた。4隻目も建造中で、8隻が計画されている。これは侵攻能力の強化を示す重要な指標だ。

 075型はヘリ空母で、大量の海兵隊員、装甲車、エアクッション型兵員輸送船を搭載している。PLAはまた、076型と呼ばれる別のクラスのヘリコプター強襲揚陸艦の建造も進めている。国防総省によれば、最初の船はすでに建造中だという。

 インド太平洋軍はまた、PLAが揚陸侵攻のリハーサルで(貨物を積んだトラックや荷台ごと輸送する)商用のロールオン/ロールオフ(RORO)船を使用することを計画していると法的報告書で述べた。

 紛争に軍隊を直接投入するのは「通常、軍艦にのみ許される交戦行為」だと報告書は述べている。

 報告書は「揚陸作戦の際に商用RORO船を使用する意図を示すことによって、PLAは武力紛争法における区別の原則を犯し、軍艦と非軍艦、民間人と戦闘員、民間と軍事目的との間の重要な境界線をあいまいにしている」と指摘、PLAの商用船舶の使用は非難されるべきだと付け加えた。

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