ホワイトハウスが会見室の席を変更、左派系記者と対立

(2025年4月2日)

2025年1月28日、ワシントンのホワイトハウス、ジェームズ・ブレイディ・プレスブリーフィングルームで記者団と話すホワイトハウスのキャロライン・リービット報道官。(AP写真/アレックス・ブランドン)

By Jeff Mordock – The Washington Times – Monday, March 31, 2025

 トランプ政権は、ホワイトハウスの記者会見室の座席割り当てを管理する準備を進めている。保守派の報道陣が目立つ位置に引き立てられ、レビット報道官に多くの質問を投げかけられるようになる可能性がある。

 これはトランプ大統領にとって、ワシントンの記者団との露骨な対決だ。トランプ氏は10年近く前に政界に登場して以来、ワシントン記者団を最大の敵としてきた。

 ホワイトハウス当局者は、政権が会見室の席の配置換えを検討していることを確認したが、どの報道機関が排除されるのか、座席の位置が変更されるのかなど、詳細は明らかにしなかった。

 トランプ氏が1月に大統領に復帰して以来、この動きは広く予想されていた。

 ABCニュース、ニューヨーク・タイムズ、CNN、ワシントン・ポストといった左寄りの

「レガシー」メディアは何十年もの間、会見室の最前列に席を確保してきた。そのような席では、会見の主導権を握っていることが多い。一方、後方の席の記者は、週に1回質問をするのが精一杯だ。

 トランプ氏のチームが席の割り当てを担当することで、この構図は変わるかもしれない。

 ホワイトハウスを取材する報道機関を代表するホワイトハウス特派員協会(WHCA)が現在、会見室の座席表を管理している。ワシントン・タイムズはWHCAのメンバーで、ブリーフィングルームの座席を確保している。

 最初の数列には、国内最大のテレビ局、新聞社、通信社、ラジオ局など、定評のある報道機関が並んでいる。

 会見室の49席は、60の報道機関が交代で使用している。WHCAが座席表を最後に更新したのは2021年12月だ。

 WHCAのユージン・ダニエルズ会長は、会見室の座席を入れ替える計画は「誤っている」とする書簡を会員に送った。

 「ホワイトハウスがこの計画を推し進めれば、政権が、独立した報道機関を組織してきたシステムを露骨に掌握しようとしていることがさらに明らかになる。計画が進められれば、ホワイトハウスが、報道をめぐって報道機関を処罰しやすくなる」とダニエルズ会長は書いている。

 ダニエルズ氏によると、WHCAは30日に、会見室の席の割り当てを変更する計画について話し合うと連絡を取ってきたという。

 トランプ大統領の盟友の中には、この動きに喝采を送る者もいる。

 トランプ氏の1期目の最初の報道官だったショーン・スパイサー氏は、Xでレビット氏に「賛成だ―推進してほしい」と書き送った。

 ホワイトハウスがこれを実行すれば、政権と記者との間で騒動が起きる。トランプ氏は2月、AP通信の大統領イベントへの特別取材許可を取り消した。トランプ氏は、100年以上にわたってホワイトハウスを取材してきたこの通信社が、トランプ氏による新しい公式名称「アメリカ湾」の代わりに「メキシコ湾」を使い続けていることに不満を抱いていた。

 レビット氏は、ホワイトハウスは大統領と一緒に旅行し、小規模なイベントに出席する記者の「プレスプール」の参加社を選ぶ、記者は増やさないと宣言した。この措置により、WHCAはプールを組織・管理する権限を剥奪された。

 ホワイトハウスは、プレスプールと毎日のブリーフィングに保守派寄りのニュースサイトや報道機関を加えた。それらの記者の中には、トランプ氏に好意的な質問をする者もいる。ある記者は28日に、トランプ氏はなぜ「女性に優しいのか」と質問した。

 左派系の記者は、バイデン大統領に好きなアイスクリームの味を尋ねたプール記者を含め、民主党の大統領にソフトな質問を投げかけてきた。

 伝統的な報道を覆そうとしているときでさえ、トランプ氏は報道陣に驚くほどオープンで、現代では見られないペースで記者からの質問に答えている。

 1期目以来、トランプ氏に関するメディアの報道は圧倒的に否定的なものだった。保守系のメディア監視機関「メディア・リサーチ・センター」の調査によると、大統領選の民主党の対立候補カマラ・ハリス副大統領と比べ、トランプ氏に対するネガティブな選挙報道は「史上最も偏ったもの」だった。

 トランプ氏と報道機関との関係に対する米国民の認識は、党派によって大きく分かれている。

 ピュー・リサーチが31日に発表した世論調査によると、ホワイトハウスが会見室を掌握することを確認する数時間前に、民主党の70%がトランプ氏はメディアを批判しすぎていると答えていた。

 共和党支持者の69%、民主党支持者の12%が、メディアはトランプ氏に批判的すぎると答えている。民主党のおよそ60%が、メディアはトランプ氏に十分批判的ではないと答えている。

 世論調査では、回答者の39%がメディアはトランプ政権に批判的すぎると見ており、批判が足りないとする36%をわずかに上回った。

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