トランプ氏、イラン核計画の「完全な解体」要求

(2025年5月10日)

2014年9月1日、イラン原子力庁本部で撮影されたテヘランの原子炉。(AP Photo/Vahid Salemi, File)

By Matt Delaney – The Washington Times – Sunday, May 4, 2025

 トランプ大統領は4日に放送されたNBCの番組「ミート・ザ・プレス」のインタビューで、イランの核計画について「完全な解体」を求めると述べた。

 トランプ氏は、イランが核兵器開発計画を放棄する必要があるとし、「もしイランが何らかの形で核兵器を手にすれば、世界は破壊される」と語った。

 トランプ氏はNBCのクリステン・ウェルカー氏に、「完全な解体。それ以外は受け入れられない。私はイランに本当に成功してほしいし、素晴らしくあってほしい、すてきな国になってほしいと思っている。ただ一つだけ持ってはいけないもの、それが核兵器だ」と語った。

 大統領の発言は、3日にローマで予定されていたイラン当局と米国交渉団による4回目の協議が延期される中で出された。

 先週、ルビオ米国務長官は、中東のこの国はウラン濃縮計画を「放棄」し、イエメンのフーシ派など、紅海で国際海運を妨害しているテロ組織への支援もやめるべきだと発言した。

 トランプ氏とルビオ氏は共に、イランが商業、民生目的で核計画を継続することには関心を示したが、ルビオ氏はその場合、イランは核施設と軍事施設への定期的な査察を受け入れる必要があると述べた。

 ルビオ氏はまた、イランは自国でウランを濃縮するのではなく、輸入すべきだとも述べた。自国内での濃縮は、ひそかに核弾頭用の材料を製造するのを容易にするからだ。

 イランは長年にわたり、核兵器の製造を目指していることを否定し、交渉では核開発の野心の放棄を拒否してきた。

 イランのアラグチ外相は2日、ホワイトハウスの発言に対し、「虚偽の繰り返しは基本的事実を変えるものではない。イランは核拡散防止条約(NPT)の創設署名国として、完全な核燃料サイクルを保有する正当な権利がある」と応じた。

 外相はまた、核兵器開発を否定しながらウランを濃縮している国は、アジア、欧州、南米にも存在すると指摘した。

 アラグチ氏はX(旧ツイッター)に、「最大限の要求と挑発的な言辞は、成功の可能性を損なう以外の結果をもたらさない。信頼でき、永続的な合意は手の届くところにある。必要なのは、確固たる政治的意思と公正な態度だけだ」と投稿した。

 グリーン下院議員(共和党、ジョージア州)は、通常は大統領の強力な支持者だが、イランとの交渉に対する政権の対応を厳しく批判した。

 グリーン氏は2日、Xに「私は保守派の基盤を代表している。私が失望し、怒っている時、その基盤は明らかに不満だ。私は選挙戦で、これ以上外国での戦争はしないと訴えてきた。だが今や、私たちはイランとの戦争寸前だと言われている」と投稿した。

 しかし、ウォルツ前大統領補佐官(国家安全保障担当)ら、強硬派の大統領の盟友は、イランの核計画を阻止するための先制攻撃を求めてきた。この見解はイスラエルのネタニヤフ首相も長年支持している。

 トランプ氏は先週、ウォルツ氏を解任、国連大使に指名した。

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