トランプ氏の軍事不介入の誓い、イラン攻撃支持で疑問視

(2025年6月22日)

ドナルド・トランプ大統領(中央)は、2025年6月14日(土)、トランプ大統領の79歳の誕生日に合わせた陸軍創設250周年記念パレードで、通り過ぎる軍隊に敬礼する。(Doug Mills/The New York Times via AP, Pool)

By Susan Ferrechio and Jeff Mordock – The Washington Times – Tuesday, June 17, 2025

 海外での戦争への関与に反対を唱え、世界平和の実現を約束して選挙を戦ったトランプ大統領だが、今や中東で拡大する戦争への米国の関与という難題に直面し、支持者たちの間で混乱が広がっている。

 大統領の支持基盤である反戦保守派は、トランプ氏がイスラエルの対イラン核施設攻撃に米軍機と重量3万ポンド(約13.6トン)の「バンカーバスター」爆弾を投入すれば、「アメリカ・ファースト」の遺産を自ら壊すことになると警告している。

 こうした懸念は、イスラエルが攻撃を激化させ、それに対するトランプ氏の支持が強まる中で、17日さらに高まった。イスラエルは13日以来、イランの主要指導者を殺害し、数百人を死亡させ、核・軍事施設を破壊している。

 イスラエルの爆撃が拡大する中、イランの反撃能力は低下しているように見える。イスラエルに到達するイランのミサイルは減少している。

 イスラエル軍は、イランの上級司令官アリ・シャドマニ少将を殺害したと発表した。イラン側はすぐにはコメントしていない。

 イスラエル軍報道官エフィ・デフリン准将は17日夜、テヘラン全域で爆発音と対空砲火が響く中、新たな空爆を実施したと発表した。イスラエル軍は、12カ所のミサイル発射施設および倉庫を標的としたと語った。

 テヘラン市民は家から逃げ出し、国連の核監視機関は、イスラエルによるナタンズの主力ウラン濃縮施設への攻撃で、地上施設だけでなく地下の主要区画も損傷したと、初めて認めた。

 トランプ氏は自身のSNSに、「停戦には興味がない。イランの『無条件降伏』を望む」と投稿した。

 同氏は、米国がイスラエルと共に攻撃に加わっていることを示唆し、「われわれはイラン上空の完全かつ全面的な制空権を掌握している」と投稿。また、米国は「いわゆる『最高指導者』の居場所を完全に把握している」とも書いた。

 さらに「今のところは殺さない」とも発言した。

 米国によるイラン攻撃の可能性が出てきたと、米ニュースメディア「アクシオス」が17日夜に報じた。また、トランプ氏がイスラエルのネタニヤフ首相と再び電話会談を行ったとも伝えた。

 米軍による攻撃は、ナタンズやフォルドゥといった地下核施設の破壊を狙ったものになる可能性が高く、200フィート(約60メートル)地下まで貫通できる精密誘導爆弾と、それを搭載できる米国製のB2爆撃機、米軍パイロットが必要だと専門家は指摘している。

 こうした動きにトランプ氏の熱心な支持者たちが大混乱に陥り、支持基盤が瓦解しかねない。

 トランプ氏が2024年の再選キャンペーンで掲げた中心公約の一つは、中東での終わりなき戦争からの脱却だった。

 保守系活動家の間では、トランプ氏が戦争に反対する演説の映像や、前任者たちが多くの米兵の命と莫大な税金を浪費したと批判する発言のクリップがSNSに投稿され、抗議の声が高まっている。

カリフォルニア州選出の共和党下院議員、ヤング・キム氏が2024年4月15日、ワシントンの連邦議会議事堂で演説を行った。(AP通信/J・スコット・アップルホワイト撮影、資料写真)

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