米海兵隊、先進兵器導入へ8兆円 高まる中国への脅威念頭

(2025年7月8日)

韓国浦項で行われた韓米合同軍事演習に参加する米海兵隊員(2025年3月6日木曜日)。(ソン・デソン/聯合ニュース via AP)

By Bill Gertz – The Washington Times – Sunday, July 6, 2025

 米海兵隊はインド太平洋地域での即応態勢強化へ、新型航空機、ドローン、先進兵器などを調達すると発表した。2026年度予算の概算要求に572億ドル(約8兆3500億円)を計上する。海軍予算の2922億ドル(約42兆7000億円)に盛り込まれ、予算全体で昨年比6%増加する。

 海兵隊のスミス総司令官は6月10日、米上院軍事委員会で海兵隊の優先事項を明らかにした。特に西太平洋に展開する3万3000人の海兵隊員について、中国を主な脅威とする予測不可能な安全保障環境に対処する「遠征突撃部隊」と位置付けた。

 スミス氏は、中国共産党の積極的な軍近代化、威圧的な経済活動、南シナ海での行動を「自由で開かれたインド太平洋の原則を直接脅かすもの」と警戒を呼び掛けた。その上で、海兵隊はいつでも戦闘準備態勢にあり、中国の侵略を抑止し、海上交通路を守り、米国の利益を守ることができると強調した。

 そのために米海兵隊はこの地域に、水陸両用即応群(ARG)または海兵遠征部隊(MEU)を3個、展開させている。

 紛争時に部隊への補給の役割を担うため、より機敏で妨害されにくく、広大な洋上で活動できる特別な新システムも開発している。具体的には、インド太平洋地域の要衝への武器と装備の事前配備、ドローン補給機、携帯型製造ラボを活用した「遠征製造」などがある。

1989年5月17日、中国・北京の天安門広場は、民主化を求める集会で数千人の群衆で埋め尽くされた。(AP通信/Sadayuki Mikami)

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