トランプ政権の圧力により名門大が左翼イデオロギー教育を断念

(2025年8月17日)

ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(DEI)の活動家たち(イラスト:Alexander Hunter/The Washington Times

By Editorial Board – The Washington Times – Friday, August 8, 2025

 トランプ大統領の1期目の実績の多くは、後任となったバイデン政権の悪意あるスタッフによって即座に消し去られた。しかし2期目となったトランプ氏は「永続性の重要性」を学び、その成果はアイビーリーグ(東部の名門私立8大学)とのやりとりに表れている。

 「高等教育への大きな改革が次々と打ち出されている。大学は人種別の入学データを報告しなければならない。国民は、学校が肌の色に基づいて学生を入学させているかどうかを知る権利がある。トランプ政権の下では、再び能力と優秀性が高等教育を特徴付ける」。教育長官リンダ・マクマホン氏は7日、X(旧ツイッター)でこう発信した。

 最近の法的和解により、ブラウン大学は「多様性、公平性、包括性(DEI)」の名の下で白人男性やアジア系の志願者を「二級市民」と見なす扱いをやめざるを得なくなった。同大学がこの問題で屈服したのは、トランプ政権が先月にコロンビア大学とペンシルベニア大学とも結んだ拘束力のある合意に続くものだ。

 過去の人種差別への償いとして、コロンビア大学は連邦政府に2億2100万ドルを支払い、ブラウン大学は「白人やユダヤ人を憎まない」ロードアイランド州の職業訓練団体に5000万ドルを拠出することになった。さらに、コロンビア大学はハマス支持者が野放しにされた責任を償う形で、キャンパス警備員を36人増員し、学生団体が施設を乗っ取らないよう監視体制を強化することを誓約した。

 ペンシルベニア大学は主にスポーツ部門に関する問題で窮地に立たされていた。元同大水泳選手ポーラ・スキャンラン氏は、議会で感情を込めた証言を行い、身長6フィート4インチ(約193センチメートル)の男子選手を女子チームに無理やり参加させていた事実を暴露した。

 「リア・トーマス選手が泳ぎ、ロッカールームに入ることは一切譲れないこととされ、男性の前で着替えても気にならないように心理的カウンセリングを提供すると言われた」とスキャンラン氏は語った。

 その洗脳的教育は終わった。法的拘束力を持つ協定に基づき、トーマス氏が女子100ヤード、200ヤード、500ヤード自由形で打ち立てた記録は、本来メダルを獲得すべきだった女性選手たちに返還された。さらに同大学は、イデオロギーではなく生物学的根拠のみに基づく「男性」「女性」の定義を採用できるようになった。

 風向きが変わったことを読んで、全米大学体育協会(NCAA)は今年2月、「女性からトロフィーを奪うクロスドレッサー(異性の服を身に着ける人)を許容する」方針を撤回した。正気を取り戻したのだ。

 透明性こそが文化マルクス主義の復活を阻止する鍵だ。ブラウン大学とコロンビア大学は、半年ごとの報告書を公表し、採用と入学における反差別法順守を証明する義務を負っている。連邦政府は「関連協定に関するスタッフ、従業員、施設、書類、データへの合理的かつ事前通知の範囲内でのアクセス権」を得る。

 世論が注視すべきポイントを知れば、性別や肌の色に基づく不当な優遇を再導入することは難しくなる。DEIは名前を付け替えて再導入できない。過去の不正の証拠を文書化することも、その差別構造の酷(ひど)さを改めて示す上でも有効だ。

 監視機関は、連邦最高裁がハーバード大学の(人種的少数派を優遇する)「憎悪に満ちた入学制度」を違憲とした2023年の判断を利用し、象牙の塔が後戻りしようものなら即座に対処できる態勢を整えている。

 クラレンス・トーマス判事が同判決の補足意見で記したように、「南北戦争後、14修正条項の起草者たちは打開策を見いだした。それは政府に対し、国民の肌の色を脇に置き、個々人の実績に注目する、『色盲』な憲法を要求するというものだ」

 トランプ氏はその設計図を活用し、学術界を再び「能力と実績」が支配する場へと塗り替えようとしている。

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