習・プーチン氏が臓器移植に言及 強制摘出へ懸念浮上

(2025年9月8日)

北朝鮮政府が提供したこの写真では、左からロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席、北朝鮮の金正恩委員長が、2025年9月3日水曜日、北京の天安門広場で行われた第二次世界大戦終結80周年を記念する軍事パレードに出席するために歩いている。北朝鮮政府が配信したこの画像に描かれたイベントを取材するため、独立ジャーナリストはアクセス権を与えられなかった。この画像の内容は提供されたものであり、独自に検証することはできない。(朝鮮中央通信/韓国通信社 via AP)

By Bill Gertz – The Washington Times – Thursday, September 4, 2025

 中国の習近平国家主席とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、寿命を延ばすための医学の進歩について率直に話し合っていたことが、マイクから拾った音声から明らかになった。中国は、反体制派や囚人から臓器を残忍な手段で採取しているとされ、会話はこれらの中国の慣行を改めて浮き彫りにしたものと指摘されている。

 この会話は3日、北京での大規模な軍事パレードに先立ち、中国の国営メディアが取り上げたもの。習氏は70歳を超えて生きることは当たり前になりつつあると述べた。

 習氏はプーチン氏、北朝鮮の指導者、金正恩氏と一緒に壇上に上がると、「昔は70歳まで生きる人はほとんどいなかったが、最近では70歳になってもまだ子供だ」とロシア語の通訳を介して述べた。

 その後、プーチン氏は、臓器移植で寿命を延ばす技術の進歩に言及。「数十年後には、バイオテクノロジーが発展し続けるにつれて、人間の臓器は移植され続け、人々は若返り、おそらく不死を達成するだろう」と通訳を介して述べた。

 習氏は「今世紀中に人間は150歳まで生きるかもしれないという予測もある」と通訳を介して答えると、音声は消えた。

 両首脳とも72歳だ。

 一緒に歩いていた金氏は微笑んでいたが、このやりとりが韓国語に翻訳されたかどうかは不明。

 プーチン氏はその後の記者会見で、第2次世界大戦終結を記念する大規模な軍事パレードに向かう途中、習氏が散歩中に長寿の話題を持ち出したと述べた。

 プーチン氏は習氏について「主席がこれに言及した」と述べ、イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ元首相が長寿に特に関心を持っていたことを指摘した。

 プーチン氏は「現代の健康・医療技術、臓器移植に関連した外科手術などは、現在とは異なる方法で活動的な生活を続けることができるという希望を人類に与えている。もちろん国によって異なるが、平均寿命は大幅に伸びている」と述べた。

 北京でのこれらの発言を受けて、「中国問題に関する連邦議会・行政府委員会」共同議長のクリス・スミス下院議員は、上院に対し、中国の強制的な臓器摘出の慣行を標的にした法案を起草するよう求めた。

 スミス氏は、下院の主要な人権推進派であり、強制的な臓器摘出を阻止することを目的とした法案を2023年と5月に提出した。法案は下院を通過し、上院で審議されている。

 国際的な調査団は、中国が、囚人や反体制派の臓器を摘出し、移植のために販売していることを確認している。

 人権侵害を調査・裁定する国際的な専門家組織の報告書によると、中国は「中世の拷問者や処刑人の残虐さに匹敵する残酷で非道な行為」に及んでいると厳しく非難した。

 報告によると、何千人もの罪のない人々が、腎臓、肝臓、心臓、肺、角膜、皮膚を採取するために生きたまま体を切り開かれ、殺害され、臓器は移植患者に売られた。

 下院外交委員会の委員でもあるスミス氏は、プーチン氏とのこの会話は警鐘と捉えるべきだと述べた。

 「習近平とプーチンが臓器移植に関して、このように世間話のように気軽に話していたということは、強制的な臓器採取という野蛮な慣行を調査し、確実に終わらせるために、米国が直ちに、断固とした行動を取るべきであることを示している」

 「大変残虐だ。習近平と中国共産党指導部全体が、盗んだり、殺したりして手に入れた臓器を売って何十億ドルも稼いでいるだけでなく、自分たちでも売っている」とスミス氏は述べた。

 中国には、中国共産党指導部の臓器移植に特化した病院や病院の下部組織がある。

 「習近平があした肝臓が必要になったら、法輪功の学習者か、誰かから手に入れられるということだ」

 反共で中国では非合法の気功集団、法輪功は、依然として中国政府による取り締まりの主要な標的となっている。国際捜査当局は、生きた法輪功学習者から臓器を採取した事例を記録している。

 マイク・ジョンソン下院議長も、両首脳の交流に言及した。

 ジョンソン氏は中国の法輪功関連メディアNTDに「私たちは、これらの臓器移植の恐ろしい話を何度か聞いた。そのすべては中国での出来事だった。ドナー本人の意思に反して採取される。これでも控えめな言い方だ」と語った。

 スミス氏によると、被害者の平均年齢は25~30歳で、男女差はほぼないという。

 「これらの若者は、秘密警察によって拉致され、病院に連れていかれ、殺害され、臓器を奪われる」

 スミス氏によると、強制手術に参加した中国人医師の証言によると、まだ被害者の意識がある間に臓器が摘出されたケースもあったという。

 スミス氏は「これはナチス・ドイツのヨーゼフ・メンゲレから出てきたものだ。間違いない」と指摘した。

 また、中国西部のイスラム教徒のウイグル族から臓器が取り出され、中東諸国に売られることもあるという。中東では、イスラム教徒が他のイスラム教徒から臓器を買っている。

 オンラインメディア「ディプロマット」は7月、中国が主にウイグル族が住む新疆ウイグル自治区で臓器移植のための施設を新たに六つ建設していると報じた。

 著名な臨床倫理学教授であり、「中国における移植乱用を終わらせるための国際連合」の国際諮問委員会委員長のウェンディ・ロジャーズ氏は「すでに組織的な弾圧が行われている新疆で、このような慣行が大規模化している。これらの臓器はどこから来るのか、非常に厄介な問題を提起している」と述べた。

 同誌によると、収容所には推定100万人のウイグル族がおり、良心の囚人が殺害され臓器が取り出されている可能性があるという。

 中国政府は2015年、処刑された囚人の臓器を使用する慣行を廃止したと発表した。

 しかし、共産党政府は透明性が欠如しており、反体制派から臓器を採取しているのではないかという疑念が生じている。

 スミス氏は、「審議中の法案では、仲介者、供給者、移植を受ける患者など、この慣行に関与した者は誰であれ、20年の懲役と民事罰を科されることになる。これは重大な人権侵害だ」と述べた。

 上院ではトム・コットン上院議員が過去に、強制臓器摘出を標的とした法案を支持していた。

 コットン氏は2023年、「中国共産党が弾圧を受けた宗教団体、良心の囚人、受刑者から臓器を採取しており、現在も採取し続けているという証拠が増えている」と述べた。

 下院の法案は今後、上院外交委員会で審議される。

 スミス氏は、習氏とプーチン氏との会話が明らかになったことを受けて、ホワイトハウスも支持しているという自身の法案への支持が増えたと述べた。法案の名称は、「2025年強制臓器摘出を止める」だ。

 コメンタリー誌のエイブ・グリーンウォルド編集長は、プーチン氏とのやりとりは、両首脳がもたらす危険性を露呈していると述べた。

 グリーンウォルド氏は誌上で「冗談でも言っているように聞こえ、プーチン氏や習氏を邪悪で権力に取り憑かれた狂人として揶揄する格好の材料になっている」と指摘した。

 「しかし、要するに彼らはそういう連中ということだ。そして、このホットマイク(誤ってマイクがオンになっている状態)の事例からは、2人がいかに危険かを垣間見ることができる」

写真提供:ブランドン・リッカート軍曹 第7歩兵師団(太平洋多領域軍)所属のアレクサンダー・ヴァハジ大尉(左)、米太平洋軍司令官サミュエル・J・パパロ提督(中央)、第7歩兵師団(太平洋多領域軍)所属のアレクサンダー・マリン中佐(右)が、2026年6月、ヴァリアント・シールド演習中にダークイーグル長距離極超音速兵器で訓練する兵士たちを視察した。ヴァリアント・シールドのような演習は、太平洋軍統合軍が全軍種および同盟国の部隊を統合し、統合軍の強さと多用途性、そして自由で開かれたインド太平洋への我々のコミットメントを示す、精密かつ致命的で圧倒的な多軸・多領域効果を実施する機会を提供する。(米陸軍撮影:ブランドン・リッカート軍曹)

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