マスク氏抜きのDOGE、依然として無駄削減中

(2025年11月29日)

2025年3月9日、ワシントンD.C.のホワイトハウス南庭を歩くイーロン・マスクが、メディアに向けて「DOGE」と書かれたTシャツを掲げる。(AP Photo/Jose Luis Magana, File)

By Susan Ferrechio – The Washington Times – Monday, November 24, 2025

 イーロン・マスク氏はワシントンを去ったが、政府効率化省(DOGE)に残った人たちの連邦支出の無駄削減はまだ終わっていない。

 人事管理局(OPM)のスコット・クポー局長は、DOGEが消滅したという報道を否定し、悪名高いDOGEは「もはや存在していない」と述べたことをロイターが文脈とは違う意味に捉え報じたと批判した。

 彼は、無駄削減の取り組みはすでにさまざまな省庁で実施されているが、「DOGEの理念である規制緩和、不正・浪費・乱用の排除、連邦労働力の再編、効率性の重視などは健在だ」と述べた。

 DOGEのウェブサイトは8月以降、新たな削減の報告を掲載していないが、マスク氏が所有するX(旧ツイッター)では活動を続けている。

 公式DOGEアカウントは23日、DOGEの職員が 「浪費的」とされる78件の契約を削減または縮小し、その額が19億ドル(約2966億円)に及ぶと誇らしげに発表した。削減された契約には、厚生省が「ソーシャルメディア監視プラットフォームのサブスクリプション」として支払っていた61.6万ドルのIT契約や、内国歳入庁(IRS)による「インフレ抑制法変革プロジェクト管理支援」のための430万ドルの契約が含まれる。

 それにもかかわらず、最近ではトランプ氏や政権からDOGEへの言及はほとんどない。

 マスク氏は5月にDOGEのトップを辞めるまでの134日間で連邦支出2000億ドルを削減したものの、予告していた2兆ドルには遠く及ばなかった。

 マスク氏の退任後も、DOGEは必要とされるプログラムを切り捨て、必要不可欠な政府職員を追い出したとして批判された。しかし、実際に解雇された連邦職員はごく一部であり、その多くは出勤していなかった。

 世論調査では、DOGEの削減策に不支持を示す有権者が多数派だったが、削除された資金の多くは重複していたり、不正の可能性があったり、国外の疑わしい取り組みを支援したりしていた。

 若いソフトウエアエンジニアや企業経営者で構成されたDOGEチームは、驚くべき支出を暴き出した。例えば、連邦緊急事態管理庁(FEMA)がニューヨーク市で不法移民に高級ホテルの部屋を提供するために5900万ドルを費やしていた件などだ。

 多くのDOGE職員は他の政府機関に配属されたか、あるいはOPMで連邦政府の採用プロセスの再構築に取り組んでいる。

 クポー氏は、DOGEが政府の支出改革を「触媒」 として、改革が各省庁、OPM、行政管理予算局(OMB)によって制度化されると述べた。

 民主党はDOGEを一貫して支持せず、政府に損害を与えたと批判してきた。

 民主党のマレー上院議員(ワシントン州)は24日、DOGEを大惨事だと呼び、「がん研究から人命を救う人道支援に至るまで、あらゆるものを破壊しており、結果として数100万人の命が失われることになる」と述べた。

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