ニューサム知事のカリフォルニア州で不正と腐敗ドル横行

(2026年1月3日)

カリフォルニア州とギャビン・ニューサム知事、イラスト:アレクサンダー・ハンター/ワシントン・タイムズ

By Editorial Board – The Washington Times – Thursday, January 1, 2026

 カリフォルニア州知事ギャビン・ニューサム氏は、2028年以降に大統領になる準備ができていると考えている。しかし、米国で最も人口の多い州の同氏の運営状況を見る限り、そうとは言い難い。

 カリフォルニア州監査官グラント・パークス氏は12月、ニューサム氏の任期中に浪費された数十億ドルを詳述した一連の報告書を公表した。調査では、「浪費、詐欺、乱用、または管理不全、あるいは経済性・効率性・有効性の低下によって、州や住民に深刻な損害をもたらす可能性がある」とされる“高リスク”な機関が名指しされた。

 つまりこれは、ニューサム氏が、元民主党副大統領候補であるミネソタ州知事ティム・ウォルツ氏と、「浪費王」の座を争っていると言っているようなものだ。

 トランプ大統領は、逆方向の良い手本を示している。同氏は閣僚たちに対し、不必要な支出を削減し、いかがわしい業者への補助金を取り消すよう指示した。その結果、連邦政府はようやく各州のフードスタンプ申請の正当性を二重チェックするようになった。これはニューサム氏にとっては悪い知らせだ。

 パークス氏によれば、カリフォルニア州は州の「カルフレッシュ」(フードスタンプ制度)において、極めて高い支払いミス率により25億ドルを失う可能性があるという。同氏は「(一つの美しく大きな法案に盛り込まれた)変更により、カリフォルニア州は支払いミス率を10%未満に下げない限り、フードスタンプ給付の15%を州が負担しなければならなくなる」と記した。

 同様の問題は、失業保険、新型コロナ関連資金の配分、ホームレス支援を目的としたとされるプロジェクト、「メディカル」(州の医療制度)、そして州の財務報告手続きにも広がっている。ロサンゼルスの住民数千人が経験したように、カリフォルニア州の水インフラは完全に崩壊しており、それは「人命と財産に重大なリスクをもたらす」とパークス氏は説明した。

 2023年の監査では、州内の88のダムが悲惨な状態にあり、下流に住む人々に「重大な」危険をもたらしていることが明らかになった。

 ニューサム氏の部下たちは、財政への責任にほとんど関心を示していない。例えば、州の雇用開発局は、3千台の未使用携帯電話に対してベライゾンとティーモバイルに460万ドルの料金を支払っていた。そのうち半数は、何年も電源すら入れられていなかった。さらに、同局の幹部職員は、公金が適切に使われていようといまいと、年26万ドルの給与と福利厚生を受け取っている。

 同じようなインセンティブ構造は、カリフォルニア大気資源局にも存在しており、40万ドルに達する給与パッケージですら一部の職員には十分ではないようだ。監査官は、ある職員が架空の有給休暇を計上し、17万ドルを不正に受け取っていたことを突き止めた。これは「同局が定期的な休暇監査を実施しておらず、職員のタイムシートに記録された休暇と州主計局の休暇システムを照合する仕組みがなかった」ためだという。

 監査によれば、アルコール飲料管理局の管理職は、公用車を通勤や子供の送り迎えに使用していたが、これは許可されていない。報告書が指摘するように、「州職員が法律で認められていない個人的目的で公的資源を使用することは違法であり、州財産の不正使用は懲戒の対象となる」。

 不正を働いた職員たちは、公用車で数千マイルもの不適切な走行を重ねていた。しかし、それ以上に悪質なのは公園・レクリエーション局で起きたことだ。同局の幹部は部署のクレジットカードを不正に使用し、架空の支出を正当化するために購入レシートを偽造していた。

 こうした類いのスキャンダルが横行するのは、ニューサム氏の側近たちが、同氏が気に留めていないことを知っているからだ。2011年から州全体の公職を務めてきたニューサム氏の関心は、今やワシントンに向いており、身近な問題には悩まされていない。

 もしサンフランシスコの元市長が自分の足元すら片付けられないのなら、ホワイトハウスの執務室に近づくべきではない。

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