米レコード販売、42年ぶり10億ドル超 2025年も成長継続

(2026年3月18日)

2025年7月23日(水)、テネシー州ナッシュビルの自宅で、音楽史家兼ジャーナリストのブライアン・マンスフィールドが、アルバム『Buckingham Nicks』の初版レコードを手にしている。(AP通信/クリスティン・M・ホール)

By Brad Matthews – The Washington Times – Tuesday, March 17, 2026

 米国で2025年に販売されたレコード(アナログ盤)は約4700万枚に達し、売上高は10億ドルを超えた。前年から約8%増加した。全米レコード協会(RIAA)が明らかにした。

 RIAAは2025年の米国の音楽収益に関する報告書を17日に公表した。レコードの売り上げは前年より9.3%多く、世界のほぼ半分を占めた。

 音楽フォーマットとしてレコードの売り上げが10億ドルに達したのは1983年以来。RIAAによると、レコードの売り上げは19年連続で増加している。

 一方、米国の音楽市場では有料サブスクリプションが引き続き中心的な地位を占めている。契約数は1億650万件に達し、売上高は64億ドルで、録音音楽全体の55.3%を占めた。

さらに、無料ストリーミングに加え、「法定ライセンスに基づくデジタルラジオおよびカスタマイズ型ラジオサービスにおける演奏者および著作権者への推定支払い」を含めると、ストリーミング収益は94億ドル超に達し、米国の録音音楽収益の82%を占めた。

 これに対し、レコードやCDなどの物理メディアの収益は、2025年に全体の12%にとどまった。

 有料ダウンロードやCDの販売は引き続き減少している。

 2025年は前年に比べ、シングルのダウンロード数が2%減、アルバムは9%減となり、売上高もそれぞれ2.2%減、9.2%減となった。CDは販売枚数が11.6%減、売上高が7.8%減少した。

 全体として、録音音楽の売上高は115億ドルを超え、過去最高を更新した。前年比では3.1%の増加となった。

 RIAAのミッチ・グレイジャー最高経営責任者(CEO)は次のように述べた。

 「過去20年間、録音音楽はかつてない変革を経験してきた。いつでもどこでも利用できるストリーミングの台頭から、レコードの復活まで、音楽は文化の中核であり続けるとともに、米経済にとって重要な成長産業となっている。国内総生産(GDP)に2120億ドル寄与し、250万人以上の雇用を支えている」

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