テキサスの小児病院、性別移行処置停止で和解 全米初のディトランジション診療所設立へ

(2026年5月20日)

テキサス・チルドレンズ・ホスピタルの看板とロゴ。写真提供:University of College(Shutterstock経由)。

By Stephen Dinan – The Washington Times – Friday, May 15, 2026

 テキサス・チルドレンズ・ホスピタルは、連邦当局と州当局から圧力を受け、1000万ドルの罰金に加え、今後、子供に性別移行処置を実施しないこと、さらに、すでにそうした処置を受けた子供たちを支援するため、全米初となる「(性別移行を中断または元の性別に戻す)ディトランジションクリニック」を設立することで合意した。

 また、性別移行処置を施した医師5人を解雇し、州法に違反して性別移行処置を行った他の「ウォーク系(リベラル寄り)の医師」についても自動的に解雇できるよう規則を改正することに同意した。テキサス州のケン・パクストン司法長官はこの5人の医師を「狂気の児童肉体破壊者」と呼んだ。

 パクストン氏と、米司法長官代行のトッド・ブランシュ氏が15日、この和解を発表した。

 パクストン氏は「きょうは、急進的トランスジェンダー運動を止める戦いの中で歴史的な日だ。この歴史的和解は、急進的な『ジェンダー』イデオロギーから離れる制度的かつ根本的な文化的転換を示している」と語った。同氏は、テキサス州の米上院議員共和党予備選の決選投票に臨んでいる。

 連邦当局は、その病院が『未成年者に対する性別を変更する処置』について虚偽の診療報酬請求を行い、連邦法に違反したと非難していた。

 1000万ドルの和解金支払いによって、これらの虚偽請求の問題は解決された。司法省は、病院側が調査に協力し、この結果に向け誠実に交渉したと説明している。

 その一環として、和解には、病院が資金の一部をデトランジション・クリニック設立に充てる意思を示したことも含まれている。

 司法省民事局のブレット・シュメイト次官補は、「テキサス・チルドレンズ・ホスピタルが、問題を解決し、今後の解決策に取り組もうとしていることに感謝する。デトランジション医療を提供するという同病院の取り組みは、まさにそれを象徴している」と語った。

 一方、病院側は声明で、この合意にそれほど前向きではない姿勢をにじませ、「すべての法律を順守していた」と主張した上で、「虚偽や混乱」に直面したと訴えた。

 「はっきり言えば、われわれが和解に応じたのは、終わりのない高額訴訟から資源を守るためだ。この和解によって、われわれは貴重な資源を、卓越した臨床医や科学者たちによる命を救う医療と画期的研究へ再び集中させることができる。われわれは常に政治より使命を優先してきたし、今後も法を順守し続けることを誇りに思う」

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