中国、台湾の防空識別圏に爆撃機侵入

(2021年8月25日)

A soldier holds a Taiwan national flag during a military exercise in Hsinchu County, northern Taiwan, Tuesday, Jan. 19, 2021. (AP Photo/Chiang Ying-ying)

By Bill Gertz – The Washington Times – Thursday, August 19, 2021

 台湾国防省によると、中国軍は台湾の南東端付近でH6爆撃機の飛行を強化し、台湾の防空軍は対応を迫られている。

 H6爆撃機の飛行は、人民解放軍による最新の軍事行動で、人民解放軍は今週、台湾の近くで大規模な軍事演習を行うとともに、台湾と米国の両政府を批判するプロパガンダを強化している。

 人民解放軍は2日前、長距離ミサイル攻撃用のH6K爆撃機2機を台湾の防空識別圏に侵入させた。J16ジェット戦闘機6機を含む他の戦闘機や偵察機数機が同行した。19日に飛来したH6の型式は確認されていない。

 台湾国防省はウェブサイトで、両爆撃機の侵入に対応して迎撃機が発進し、防空ミサイルシステムが起動されたと発表した。また、無線通信で爆撃機に警告を発したという。

 今回の爆撃機の飛行は、中国が今週、台湾付近で実施している大規模な実戦演習を受けたもので、北京の国営メディアは、米国と台湾の二国間協力の拡大に対するけん制を狙ったものだとしている。

 台湾付近で軍用機を飛行させる一方で中国は、アフガニスタンの政府と軍の崩壊は、中国が台湾を軍事的に占拠しようとしても、米国は台湾を支援しないことを示唆しているという主張を強めている。

 今週初め、ホワイトハウスのジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は、アフガニスタンでの混乱を受けて、台湾とイスラエルに対する米国の関与に変わりはないことを改めて表明した。

 サリバン氏は「台湾とイスラエルへの関与は、これまでと同様に強固なものであると信じている」と述べた。

 中国共産党系の「環球時報」は、台湾をめぐる戦争は「米国に想像を絶するコストを課す」と報じた。

 台湾の蔡英文総統は、中国の新たな妨害行為と米国の信頼性への疑問に対して、「唯一の選択肢は、より強くなり、より団結し、自らを守る決意を強めることだ。何もしないで他国に頼るという選択肢はない」と述べた。

 これに関連して、サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙は今週、中国が台湾の対岸に空港を建設していると報じた。

 この空港は2つの島の間の埋め立て地に建設され、完成すれば中国の軍用機が幅100マイル(約160㌔)の台湾海峡の対岸という近距離に配備される可能性が出てくる。

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