バイデン氏の投票権をめぐる扇動

(2022年1月19日)

2022年1月11日(火)、アトランタのモーハウスカレッジとクラークアトランタ大学の敷地内にあるアトランタ大学センター・コンソーシアムで、投票権法を停滞させている上院フィリバスター規定の変更を支持する演説を行うジョーバイデン大統領。 (AP Photo/Patrick Semansky)

By Editorial Board – The Washington Times – Thursday, January 13, 2022

 1月20日、バイデン大統領は、就任2年目に入る。1年前に行った就任演説で、(平和の象徴である)政治的なオリーブの枝を掲げて「私たちは、青(民主党)対赤(共和党)、地方対都市、保守対リベラルという無意味な争いを終わらせなければならない」と述べた。

 スピーチの早い段階で、彼は国民に「きょうこの時、この場所で、新たに始めようではないか」と促した。

 バイデン氏は11日、アトランタ大学センター・コンソーシアム(AUCC)で行った恥知らずで、扇動的な30分の辛辣(しんらつ)な批判演説の中で、――驚く者は誰もいないが、あらゆる点で民主党員に有利な――民主党が推進する二つの選挙改革法案の審議を妨害したとして、共和党上院議員らを非難した。(これには、自動有権者登録と当日投票、ほとんどの州の有権者確認法の無効化、早期投票と郵便投票の大幅な拡大、また、州選挙法の変更を、司法省による事前承認を受けるための人質として取っておくこと、などが含まれる)

 その上で「あなただったら、どのように記憶されたいと思うか」「(マーティン・ルーサー)キング牧師の側に立ちたいか、(白人優越論者)ジョージ・ウォレス元アラバマ州知事の側に立ちたいか、(公民権運動の指導者)ジョン・ルイスと、(アラバマ州バーミングハムの警察署長、公安委員長だった)ブル・コナーのどちらの側につきたいと思うか。エイブラハム・リンカーンと、(米国の南部連合の臨時大統領)ジェファーソン・デイビスのどちら側につきたいと思うか」と問い掛けた。

 「私たちの民主主義への脅威は極めて深刻であり、これらの選挙改革法案を可決する道を見つけなければならない」「…過半数を勝ち取ろう。そして、最低限の票獲得が阻まれたら、このために議事妨害を排除することを含め、上院の規則を変更する以外に選択肢はない」

 昨年3月にワシントン・エグザミナーが引用した報告によると、「2020年に共和党は議事妨害を1回行ったが、民主党は327回だった」。バイデン氏はその時、無論、上院にいなかったが、私たちが知る限り、バイデン氏は民主党の議事妨害の乱用に対して一度も声高に反対しなかった。

 連邦政府による選挙の乗っ取りと、極左的政策の議会強行突破を敢行するために議事妨害を亡き者にしたいと思っているバイデン氏と民主党議員にとっては、この「黒人差別待遇の遺物」とされるものが民主主義の障害になっているのである。そういうものが本当に存在すればの話だが。

 「議事妨害が兵器化され、乱用されている」とバイデン氏は述べたが、バイデン氏がその発言が矛盾していることに気付いていないのか、国民が、彼や民主党議員の腰を抜かすような偽善に気付いていないと思っているかのどちらかだ。

 少なくとも、2人の民主党上院議員が、党の厚かましい権力掌握欲を認め、それに同調していないことは褒められるべきだ。それは、米国の共和制にとっては大変良いことだ。

ジョージア州選出の民主党上院議員候補、ジョン・オソフ上院議員(ジョージア州選出)が、2026年11月3日火曜日、アトランタで行われた選挙開票イベント中に会場を後にする。(AP通信/マイク・スチュワート撮影)

中間選挙で大勝、民主党の2028年大統領選候補者らに勢い オソフ氏、オカシオコルテス氏らが存在感

(2026年11月06日)
2026年5月1日、ニューヨークのワシントン・スクエア・パークで行われたメーデー集会で演説するニューヨーク市長ゾーラン・マムダニ氏。(AP通信/Iwamura Yuki撮影)

DSA「社会主義は勝利できる」 全米50超の選挙で勝利を誇示 中間選挙

(2026年11月05日)
会議場で講演を行う講演者。写真提供:Matej Kastelic(Shutterstock経由)。

「幽霊学生」が支援金数億ドルを不正受給 バイデン前政権で急増 アフリカに拠点

(2026年11月02日)
第102戦闘攻撃飛行隊に所属するF/A-18Fスーパーホーネットが、空母USSキティホークから最後の発艦を行う。米国カリフォルニア州サンディエゴ、2008年6月8日。写真:カイル・ガーロー/米国海軍。

中国潜水艦の米空母接近から20年 中国海軍の太平洋進出を象徴する転換点に

(2026年11月01日)
2006年3月28日、ニューヨークで行われた「ノー・キングス」デモ行進で、参加者たちは「アメリカ民主社会主義者」「緊縮財政を止めろ」「金持ちに課税せよ」と書かれた横断幕を掲げた。写真提供:Shutterstockのリチャード・スカルゾ。

左派、2028年大統領選へ暴動計画 米保守系シンクタンクが警告

(2026年10月31日)
カリフォルニア州選出の共和党下院議員、ヤング・キム氏が2024年4月15日、ワシントンの連邦議会議事堂で演説を行った。(AP通信/J・スコット・アップルホワイト撮影、資料写真)

共和下院議員、「敵対国」中国への渡航警戒レベル引き上げを要請 不当拘束の危険性指摘

(2026年10月30日)
トランプ大統領とバラク・オバマ前大統領は、11月3日の中間選挙で議会の主導権を巡って激しい舌戦を繰り広げ、互いに侮辱し合い、言葉の応酬を繰り広げた。(AP通信/マーク・シーフェルベイン撮影、AP通信/ジュリア・デマリー・ニキンソン撮影)

上院選巡る攻防 トランプ、オバマ両氏が非難の応酬

(2026年10月28日)
ピート・ヘグセス国防長官は、2026年10月21日水曜日、ワシントンD.C.のホワイトハウス東室で行われたドナルド・トランプ大統領との円卓会議で発言した。(AP通信/アレックス・ブランドン撮影)

中国「孔子学院」、名称変え活動継続 米国防長官「すべて解体」

(2026年10月27日)
2026年10月7日(水)、クリーブランドで行われた期日前投票で、有権者が投票用紙をスキャンしている。(AP通信/スー・オグロッキ撮影)

民主党有利の世論調査、運営会社が捏造認める 「実験的プロジェクト」と釈明

(2026年10月25日)
ドナルド・トランプ大統領(右)と中国の習近平国家主席は、2026年9月24日(木)、ワシントンD.C.のホワイトハウスのブルールームバルコニーから、新設されたヘリポートで行われた無言の小隊閲兵式を観覧した。(AP通信/アレックス・ブランドン撮影)

中国、依然フェンタニル原料を輸出 米政権、規制の実効性を疑問視

(2026年10月23日)
→その他のニュース