ペンス前副大統領、議事堂で共和党同僚に歓迎受ける

(2022年7月24日)

2022年5月26日木曜日、ニューハンプシャー州ベッドフォードで開催された昼食会で、講演中に身振りをするマイク・ペンス前副大統領(AP Photo/Charles Krupa)。

By Seth McLaughlin – The Washington Times – Wednesday, July 20, 2022

 マイク・ペンス前副大統領は水曜日、合衆国議会で共和党の同僚議員から温かい歓迎を受け、2020年の選挙結果を認証する、という憲法上の責務を果たしたことを称賛された。

 一方で、お隣りのメリーランド州で火曜日の夜、有権者たちが同州下院のダン・コックス議員を共和党知事候補に指名した場面は違ったものだった。コックス議員はドナルド・トランプ前大統領の全面的な支持を得ており、2020年の選挙結果を受け入れず、1月6日にはペンス氏を「裏切り者」と罵った。

 この二つの場面は、共和党内の政治の風向きと熾烈な綱引きを思い起こさせるのに十分だった。こうした状態は、トランプ氏とペンス氏が2024年の大統領選で決着をつけるまで打開されないだろう。

 議事堂内でペンス氏は、議会保守派の共和党研究会の非公開会合に出席した。元副大統領への反応は「非常に前向きだった」、ドン・ベーコン下院議員(ネブラスカ州、共和党)は語った。

 「(ペンス氏が)1月6日に示してくれた勇気に感謝し、人々は彼のメッセージを受け取ったと思う」、ベーコン議員は記者団に語った。

 同議員はさらに報道陣に対し、ペンス氏は2024年大統領選に立候補するかどうか明示しなかったが、「人々はそうなることを勧めている」と述べた。

 特ダネサイト「アクシオス」によると、チップ・ロイ下院議員(テキサス州、共和党)はペンス氏が憲法を遵守して選挙結果を認証してくれたことに感謝した。「マー・ア・ラゴ(フロリダ州の歴史建造物で、トランプ氏の別荘)からベッドミンスタ(独立戦争の史跡が有名な小さな町)まで、そのことを叫んでくれて有難かった」、ロイ議員は語ったという。

 同議員の広報担当は、私的なコメントについて確認することを拒んだ。その後、同議員のプレス室はツイートを投稿し、「ロイ議員はペンス前副大統領との会合に出席したことを喜んでおり、同氏とのやり取りを十分に愉しむことができた」と伝えた。

 隣りのメリーランド州で共和党は、11月の中間選挙に党の候補としてコックス氏を指名することを採決した。コックス氏は「アメリカを偉大な国に再建しよう!」との政綱で走り回った人物だ。彼はトランプ氏の主張の大半に積極的に応じ、例えば大統領選挙が盗まれた、との主張や、ペンス副大統領が尽力してくれれば2020年大統領選挙の結果を変えられたかもしれないと強調する。

 「ペンスは裏切り者だ」、コックス氏は1月6日のツイッターに投稿した。その後のコメントには、「我々、すなわち彼の支持者に対する裏切りで深く失望したことを伝えたもの」だと説明した。

 火曜日にコックス氏は、勝利に向かう航海を始めた。投票の80%が開票され、強固な反トランプ共和党員で、ペンス氏の盟友ラリー・ホーガン知事から支持されたケリー・シュルツ氏に対し、コックス56.2%対シュルツ40.2%とリードを確保した。ホーガン知事は総選挙でコックス氏を支持しない、と言明している。

 トランプ派の暴徒が2020年の選挙結果に抗議し、一部には「マイク・ペンスを吊るせ!」などと叫んで国会議事堂を襲撃して日から、トランプ氏とペンス氏の関係が脚光を浴びてきた。

 ペンス氏は数ヶ月間、我関せずを決め込んできたが、「アメリカの自由を前進させよう!」を立ち上げ、伝統的な保守主義と、「アメリカを偉大な国に再建しよう!」運動とを融合させようと専念している。

 こうした攻勢に対して、トランプ支持者から多少の反発が引き起こされている。それでもインディアナ州の元知事であったペンス氏が政治的基盤を回復し、かつてのボスと衝突する可能性がある大統領選の基盤を築いているのは明らかだ。

ペンス氏は大忙しだ!

 ペンス氏がワシントンに立ち寄った後、同氏は南カロライナ州を訪れる予定だった。そこのフローレンス・バプテスト・テンプル教会で、「ロー対ウェイド判決が退けられた後の世の中」について発言する予定だった。

 ペンス対トランプの世界観の衝突は、金曜日にそれぞれが支援するアリゾナ州知事の共和党予備選に向けた大会で目撃できるだろう。

 トランプ氏は元テレビ・ニュースキャスターのカリ・レイク氏を支持し、一方のペンス氏はアリゾナ州公立大学評議会の評議員だったカリン・テイラー・ロブソン氏を支援している。

 ペンス氏とトランプ氏が決別したのは5月で、ジョージア州のブライアン・ケンプ知事が、デビッド・パーデュー氏との予備選に向けた投票呼びかけ集会を行った際に、ペンス氏はケンプ氏を支持した。それに対してトランプ氏は、2020年に選挙詐欺の申し立てをはねつけたケンプ氏に仇討ちをするため、パーデュー氏を知事選に向けて擁立した。

 ペンス氏は月曜日にワシントンに戻り、ヘリテージ財団で政策ビジョンについて発言する予定だ。

 火曜日には「若いアメリカ財団」の第44回年次全国保守系学生会議で話し、「アメリカファースト政策研究所」が実施する「アメリカファーストサミット」でも基調講演をする予定だ。

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