クリントン氏がFBIをトランプ氏のロシア共謀説に誘導

(2023年5月27日)

2015年3月10日(火)、国連本部で記者会見するヒラリー・ローダム・クリントン氏。(AP Photo/Seth Wenig, File)

By Susan Ferrechio – The Washington Times – Saturday, May 20, 2023

 ヒラリー・クリントン氏がドナルド・トランプ氏に大統領選挙で敗れてから約7年後に発表された報告書は、トランプ氏がロシア人と共謀していたという物語を作る上で、クリントン陣営が顕著な役割を果たしたことについての詳細を述べている。

 ジョン・ダーラム特別検察官が最近発表した306ページの報告書によると、虚偽だと判明したクリントン陣営による調査内容の一部が、トランプ陣営に対する数年にわたる捜査を開始するために利用されたという。

 ダーラム氏の報告書は、連邦捜査局(FBI)がトランプ氏とロシアの共謀説に関する「クロスファイア・ハリケーン」捜査を、部分的にクリントン陣営が雇った工作員から提供された虚偽の証拠に基づいて開始したと批判している。

 ダーラム氏は、FBIの行動には「深刻な欠陥」があり、FBIに「深刻な評判の毀損」をもたらしたと記した。

 報告書は、クリントン陣営が、対立候補の疑惑を掘り起こすために雇われた工作員を通じて、FBIに欠陥のある情報の一部を渡したことを詳述している。「ロシアの諜報機関による干渉を主張するスキャンダルを煽り、ドナルド・トランプ氏を中傷する」という計画の一環であった可能性がある。

 クリントン氏の広報担当にダーラム氏による報告書の調査結果についてコメントを求めたが、返答はなかった。

 クリントン氏は、自らの陣営がクロスファイア・ハリケーンの捜査を誘発したことを繰り返し否定している。

 ダーラム氏の報告書は、クリントン陣営の行動は、「あらゆることを考慮しても、証明可能な犯罪行為には当たらない」と結論付けた。

 トランプ氏とロシアの共謀説と、クリントン陣営の結び付きはよく知られている。

 連邦選挙管理委員会は昨年、クリントン陣営が調査会社フュージョンGPSに報酬を支払い、トランプ氏に対する調査を行っていたことを公表しなかったとして罰金を科した。フュージョンGPSは、後に否定されたスティール文書を作成し、特にトランプ氏がモスクワのホテルで売春婦に金を払い、かつてオバマ元大統領夫妻が寝たとされるベッドで排尿させたことがあると主張した。また、トランプ陣営がロシアのアルファ銀行と秘密裏に連絡を取り合っていたという虚偽の主張も行った。

 同文書とアルファ銀行に関する主張は、FBIがトランプ陣営の捜査を正当化するために使用した証拠の一部だった。ダーラム氏の報告書は、一部の証拠がクリントン陣営からもたらされたことをFBIが無視したことを非難した。ダーラム氏はこのことについて「2016年の大統領選挙中に政治的な目的のために法執行プロセスを操作したり、影響を与えたりする工作の標的にFBIがなる可能性があるという明確な警告サインだ」と指摘している。

 ダーラム氏は報告書を出す前に、トランプとロシアの共謀説を煽るためにクリントン陣営が大きな役割を果たしたと示唆する2020年に機密解除された一連の文書について、クリントン氏と陣営幹部から聞き取りを行った。

 文書には、ジョン・O・ブレナン中央情報局(CIA)長官(当時)が2016年に書いたメモが含まれており、「ロシアの情報機関による干渉を主張するスキャンダルを煽ってドナルド・トランプ氏を中傷するという外交政策顧問の一人からの提案を、ヒラリー・クリントン氏が7月28日に承認したとされている」ということについて当時のオバマ大統領に説明したことが示されている。

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