ニュース


人工知能開発者と規制当局者の分かれ道

(2023年3月29日)
 オピニオン:人口知能チャットボット「ChatGPT」の最新かつ広範なアップグレード版となった「GPT-4」について、人工知能分野の研究者や実務家は今月、それがオープンソースでなくなったことを発見し、不安に襲われている。この方針のおかげで、この分野の技術革新が窒息しかねないからだ。
 開発者のOpenAI社は設立趣旨に書きこみ、連携を確約していたはずなのに、同社の「ChatGPT」の秘密コードを隠した形なので、新しい「GPT-4」についての安全性、正確さや、最近ユーザーから提起されたバイアスへの懸念などに対処している、とのOpenAI側の主張を、第三者側が検証できなくしてしまった。 →続き

保守的傾向強めるマンチン上院議員

(2023年3月28日)
 マンチン上院議員は、再選の意思を表明していないが、共和党が強いウェストバージニア州での民主党からの出馬を視野に、バイデン大統領と距離を置いているようだ。
 マンチン氏は、大統領の一連の指名に反対し、バイデン氏の規制政策を破壊しようとする共和党の取り組みを支援してきた。また、バイデン氏が作成にかかわり、党内一致で可決したインフレ抑制法(IRA)の実施をめぐって政権と激しい争いを繰り広げている。 →続き

米退役軍人省、リンカーンにちなんだ標語をジェンダー配慮に変更

(2023年3月27日)
 米退役軍人省は、民主党や退役軍人団体らの長年にわたる圧力の結果、数十年間採用してきた標語のエイブラハム・リンカーンの言葉を、よりジェンダーを包括した綱領に改めようとしている。
 退役軍人省の現行の標語は、「戦った者たちとその未亡人、孤児をケアする」というもの。リンカーン大統領の2期目の就任演説から引用され、1959年から使用されている。 →続き

保守派は職場やキャンパスで恐怖のため口をつぐむ

(2023年3月25日)
 保守的な大学生や労働者は、「キャンセル・カルチャー」(著名人などを糾弾し社会的に抹殺する文化)が広がる中、政治的・宗教的信条について語ることを恐れているとアンケートで回答している。
 正規・非正規雇用の労働者3009人を対象としたイプソスとアライアンス・ディフェンディング・フリーダム(ADF)の調査によると、5人のうち3人が、職場で保守的な宗教観や政治観に言及することで仕事を失うことを恐れ、54%が宗教観や政治観をソーシャルメディアに投稿すれば職場で「悪い結果」につながる恐れがあると述べている。 →続き

夫人の紹介で失笑買うバイデン大統領

(2023年3月24日)
 演説などでの言い間違いが話題を呼んできたバイデン米大統領が、ホワイトハウスでのイベントで、ジル夫人を「初めてのフルタイムの女性」と紹介し、来場者らの失笑を買った。
 バイデン氏は22日、毎年3月の「女性史月間」を祝うイベントで、「歴史に足跡を残し、国を強くした類まれな女性を称(たた)える場だ。ファーストレディー…初めてのフルタイムの女性、いや、ファーストレディーでありながらフルタイムで働く初めての女性、ジルもそのうちの1人だ」と述べた。 →続き

北朝鮮、ミサイル実験で「核の反撃」シミュレーション

(2023年3月24日)
 【ソウル】北朝鮮は、米韓の軍事訓練は侵略の予行演習だと主張し強く反発、20日にまた短距離弾道ミサイルの発射実験を行った。北朝鮮は、ミサイルの試射は戦争ドクトリンを見直し、向上させるための幅広い取り組みの一環だと主張している。
 2日間にわたった北朝鮮の試射は、復活した米韓両国軍によると軍事演習「フリーダムシールド」中に行われ、韓国側の情報によると、試射の中で、核攻撃制御システムの管理、部隊の核反撃態勢への移行、模擬核弾頭を搭載した戦術弾道ミサイルの発射が行われた。 →続き

NASA 月探査へ新宇宙服を公開

(2023年3月23日)
 米航空宇宙局(NASA)が進めている月探査「アルテミス計画」に使用される新宇宙服の試作品がヒューストン宇宙センターで公開された。米宇宙企業アクシオムスペースが開発した。
 NASAの車外活動・宇宙服開発の責任者ローラ・カーニー氏は15日の公開イベントで「企業の能力とNASAの専門知識を生かして、月探査を安全に、効率よく、効果的に実施することで、宇宙ビジネスを成長させる」ことを目指していると、民間の技術力を生かした宇宙開発の進展に意欲を示した。 →続き