ユタ州の共和党支持者のロムニー離れか、意識調査が示す
By Seth McLaughlin – The Washington Times – Wednesday, September 1, 2021
水曜日に発表された調査によると、ユタ州の共和党支持者はミット・ロムニー上院議員にうんざりしている。
「先読みエージェンシー」の意識調査では、ユタ州に住民登録して共和党を支持する有権者の63%が、同党の2012年大統領候補だったロムニー氏以外の人物を、州の代表に望んでいることが分かった。ロムニー氏支持者は35%だった。
「2012年の大統領選挙でミット・ロムニー氏は、1984年のレーガン大統領候補以来、共和党の大統領候補がユタ州で得票した最多票を獲得したものだった」、OH先読みエージェンシーの調査担当者、マイク・ノーブル氏は指摘した。「しかし今回の調査結果では、ユタ州民の志向が2012年からひっくり返ったことを示している。共和党を支持する有権者の3分の2が、ミット・ロムニー氏以外の共和党上院議員を求めていて、ロムニー議員は予備選挙でかつてない弱い立場になるだろう。」
もっともロムニー氏は自らの好感度回復に今しばらくの余裕がある。同氏が再選を目指すのは2024年だからだ。
元マサチューセッツ州知事だった同議員は、特にドナルド・トランプ前大統領を支持する人たちの間では、共和党を二極対立の政局にした人物として浮上した。
それと言うのもロムニー氏は、率直なトランプ批判で知られた。同議員はトランプ大統領に対する最初の弾劾裁判の際、権力乱用で有罪票を投じた唯一の共和党議員であり、さらに今年1月6日の議事堂襲撃事件を扇動したとして、トランプ氏に有罪投票した7人の上院共和党議員の一人だった。
これまでのところ、ロムニー議員のそうした政治姿勢は、共和党内であまり評価されていないようだ。共和党支持者の58%がトランプ氏について、共和党内で今後も活躍できると見ており、ロムニー氏についてそう見ているのは42%に留まっているからだ。
ロムニー議員への不満が端的に現われたのは、今年初めユタ州の共和党大会でロムニー議員が演説していたとき、檀上でブーイングとやじを浴びせられた場面だ。
なお今回の調査には、337人の登録済み共和党員が含まれ、誤差は5.3パーセントだった。