バイデン政権、トラック用シャシーの関税撤廃せず
(2021年12月11日)

2019年11月4日、ワシントン州タコマ市のタコマ港で、Yang Ming Marine Transport Corporationの船からコンテナを降ろすために貨物用クレーンが使用されている。(AP Photo/Ted S. Warren, File)
バイデン政権が、中国から輸入されるトラック輸送機器にかけられている大規模な関税を撤廃するだけで、サプライチェーン(供給網)の危機を緩和できると専門家は言うが、政権はこれまでのところ、これを拒否している。
5月、商務省は中国製のトラック用シャシーに221%の関税を課した。これは、輸送用コンテナを道路で運ぶための特殊なトレーラーだ。このシャシーは、トラック運転手が、あらゆる種類の消費財を詰めたコンテナを港や鉄道基地、店舗などに配送するために使用される。
中国は世界最大のシャシー生産国であり、この関税は、トランプ政権が中国製シャシーに課した25%の関税に上乗せされる。この関税を合わせると、以前は約1万2000ドルだったシャシーの価格に、およそ2万5000ドルが上乗せされることになる。
当時、商務省は、米国のシャシーメーカーが安価な中国からの輸入品によって壊滅的な打撃を受け、何百人もの労働者が解雇されたため、この措置が必要だと述べていた。
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