中国、「スパイダーマン」に圧力 「自由の女神」削除を要求

(2022年5月6日)

ソニー・ピクチャーズが公開した画像は、コロンビア・ピクチャーズの “Spider-Man: No Way Home” に出演するゼンデイヤ(左)とトム・ホランド。(ソニー・ピクチャーズ via AP)

By Bill Gertz – The Washington Times – Wednesday, May 4, 2022

 中国政府が、米人気映画「スパイダーマン」シリーズの最新作「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の中国公開の条件として、劇中に登場するニューヨークの「自由の女神」像を削除するよう求めていたことが明らかになった。

 米芸能サイト、パックニュースによると、中国政府は2021年末に、映画会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメントに対し、この映画のラストシーンに登場する自由の女神像を削除、または目立たなくするよう要求。ソニー側は「受け入れれば大規模な興行収入を期待できるが、拒否した」という。

 ソニーは、過去のシリーズ2作の中国公開で3億㌦以上の興行収入を得ている。だが、米国の自由の象徴でもある像を削除すれば、中国共産党の圧力に屈したとして批判を受ける可能性があった。

 中国は過去に、米映画配給会社に圧力をかけ、内容を変更させたことがある。11年に、中国軍による米国侵攻を描いた映画「レッド・ドーン」で、登場する中国軍を北朝鮮軍へと変更させている。

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