西部保守サミットの人気投票で、デサンティスがトランプを倒す
By Joseph Clark – The Washington Times – Sunday, June 5, 2022
週末に開催されたセンテニアル研究所の年次の西部保守サミットで行われた2024年共和党大統領候補の模擬投票で、フロリダ州知事のロン・デサンティス氏がドナルド・トランプ前大統領を上回った。
デサンティス氏はサミット参加者の71%の支持を集め、トランプ氏は僅差の67%の支持で続いた。
この調査は、2010年からコロラド州で西部保守サミットを開催している保守系シンクタンク、コロラド・クリスチャン大学センテニアル研究所が主催したものだ。
デサンティス氏は昨年の同サミットでの模擬投票で、参加者から74%の支持を得てトップとなった。トランプ氏は昨年、71%の支持を得た。
デサンティス、トランプ両氏とも2024年の大統領選に正式に出馬表明していないが、トランプ氏は出馬の意向をほのめかし続けている。
今年の3位はテキサス州選出のテッド・クルーズ上院議員で、支持率は29%だった。トランプ政権の前住宅都市開発長官、ベン・カーソン氏が24%の支持率で続いた。
同サミットの参加者は、複数の選択が可能な順位選択方式で投票を行った。
また、参加者が最も重要だと感じている政策を評価した。教育や親の権利などが77%でトップだった。2位は「エネルギーの自立」、3位は「銃を使用する権利」で、それぞれ75%、74%だった。
4日の模擬投票は2日間のイベントの最後に行われた。「覚悟すべき時」というテーマの下、保守派の講演者が勢ぞろいした。このテーマは、「保守派が大胆かつ勇敢にわが国の課題に立ち向かう」ことを後押しするものだと主催者は述べている。
「われわれは米国人であることを誇りに思う」とセンテニアル研究所のディレクター、ジェフ・ハント氏は語った。「われわれは米国人であることを誇りに思い、建国の理念を誇りに思い、地域社会をリードしていこうと考えている」
「我々は西部保守派であり、ワシントンDCがわれわれの問題を解決してくれるのを待たないということだ。我々は自分たちの問題を自分たちで解決する」
主催者によると、今年は2千人が現地で参加したほか、50週すべてからオンラインで参加する人たちがいた。
ハント氏は、この超党派サミットは、いかなる候補者や政党を支持したり反対したりするものではない、と述べた。
今年は3日に、共和党のローレン・ボーバート下院議員、ケン・ボーダー下院議員、コロラド州のローレン・ボーバート議員、ケン・バック議員、インディアナ州のジム・バンクス議員が講演を行った。
4日には、ハワイ州選出の下院議員だったトゥルシ・ガバード氏が、同サミット開始以来2人目の民主党議員として講演し、政党政治を超えた団結のメッセージを伝えた。
「自由や幸福の追求について話したい」とガバード氏は語った。「これらの言葉はすべて、米国の代名詞であり、米国人であることを意味する言葉であり、民主党の言葉でも共和党の言葉でもない。これらの原則は、われわれ全員に属するものであり、われわれの国が築かれた基礎となったものだ」。
ガバード氏は、この国は危機的状況にあるとし、政治と文化における分裂を批判し、憲法修正第1条と第2条で規定された基本的な自由を侵食しようとする政治指導者を非難した。
「私は8年間議会で奉仕し、少し前に帰ってきた。あまりにも多くの民主党と共和党が、自由と市民の自由についてうわべだけの話をし、われわれの権利を擁護すると主張するが、実際にわれわれ市民の自由とプライバシーを守るための投票では、権力エリートの側に立ち、自由に反することを選んだことをまのあたりにした」と述べました。「この危機の時に傍観していたら、われわれは愛する国を失ってしまうだろう」。
アーカンソー州の共和党知事候補であるサラ・サンダース氏が、同サミット4日夜のセッションの目玉だった。
トランプ政権の元ホワイトハウス報道官で、マイク・ハッカビー元アーカンソー州知事の娘であるサンダース氏は、5月末の予備選で大差で勝利を収め、任期満了を迎える現職アサ・ハッチンソン知事の後継として共和党候補となった。
基調講演でサンダース氏は、ガバード氏の呼びかけに呼応するように、次のように述べた。
「われわれ一人ひとりが、米国の偉大さを守り、次の世代に受け継ぐ役割を担っている。偉大なる共和国を守るため、われわれはもっと努力できるはずであり、努力しなければならない」
「ここに座って2日間、素晴らしい講演を聴き、インスピレーションを受け、元気をもらってほしい」と同氏は聴衆に語りかけた。「この2日間、素晴らしい講演を聴き、刺激を受け、元気をもらって、『素晴らしかった』とだけ言って帰らないでほしい。確かに楽しいが、自分にも果たすべき役割があることを再認識してほしい」 と語った。