ICEの移民キャッチ・アンド・リリース、最大33%が逃亡-GAO

(2022年6月29日)

2022年6月9日木曜日の日の出、メキシコ、チアパス州のヒュクストラへの出口に向かって高速道路を北上する移住者たち。一行は月曜日、仕事の少ない地域で身分の正常化を待つのに疲れ、タパチュラを出発した。(AP写真/Marco Ugarte)

By Stephen Dinan – The Washington Times – Wednesday, June 22, 2022

 22日に発表された新しい政府監査によると、米移民税関捜査局(ICE)のキャッチ・アンド・リリース・プログラムの失敗率が高いことが明らかになった。移民の最大3分の1が時間切れになる前に逃亡していることが分かった。

 政府監査院(GAO)の新しい包括的分析によると、ICEで「収容代替措置(ATD)」として知られている移民プログラムは、登録される人数は増加しているものの、成功しているかどうかを測る尺度が存在しないと述べている。

 GAOは「近年、ICEはATDプログラムを、(キャッチ・アンド・リリース・プログラムによって)移民裁判所による処理が終わるまでの間、釈放する人物の管理と電子機器による監視のために活用している。ICEはプログラム指針の実施、プログラムデータの収集、業者との契約の監視のための措置を行っているが、さらなる措置により、プログラムの実施、評価、プログラムの監視と22億ドルの契約を改善できる」と結論づけた。

 ICEは300万人の移民を拘束できるが、スペースが限られているため、移民裁判所の審理を待つ間は、移民の大部分を釈放している。

 移民権利擁護団体と民主党は、移民が裁判所での手続きに確実に出席できるようにする代替手段を講じることができると主張、拘束をさらに減らし、釈放を増やすことを望んでいる。

 しかし、この新しい報告書によると、移民を釈放することは複雑な問題をはらんでおり、釈放の条件を破って姿を消してしまうことも少なくない。

 ICEによると、2020年に約3万4000人がATDを完了したが、そのうちの40%は失敗、釈放の条件を破って、33%が完全に逃亡した。

 移民が出国したことが確認されたり、裁判で勝訴して滞在権を獲得したりした「望ましい」結果はわずか8%だった。

 つまり、1対5の割合で失敗していることになる。

 これまでの年の数字はもう少しよく、2017年と2018年は望ましくない結果3に対して、望ましい結果はおよそ1だった。

 しかし、最も多いのは、移民が、最終的な結果を出さずにATDプログラムから解放されたケースだった。ICEはこれを「中立」と呼んでいる。これには、移民が逮捕されたり、死亡したり、ICEが独自の理由で監視を打ち切ったケースも含まれる。

 2020年には約52%のケースが中立という結果となったが、例年はおよそ70%だった。

 プログラム参加者は約99%の確率で出廷しており、ATDの支持者はこの割合を成功として宣伝している。

 しかし、移民がATDプログラムに参加するのは約1年だけで、彼らのケースはもっと長い期間続く。ICEは途中で彼らの監視をやめてしまう。

 2014年後半から2020年までに移民が登録解除された約23万5000件のうち、約8割は裁判所が最終判断を下す前にプログラムから外れた。

 ICEによると、人々は規則に従うことでプログラムから抜け出すことができる。

 代替案としては、足首に装着するGPS監視装置、電話による通報、スマートフォンのアプリケーションの使用などがある。電話のオプションは、バイデン政権下で特に多く使用されている。

 ATDプログラムに参加することで、法的支援、食料や衣料品の供給、医療などの他のサービスを受けられることがよくある。登録が解除されると、こうしたサービスが受けられなくなることもある。

 バイデン政権がATDの利用を奨励する一方で、トランプ政権は費用対効果が高いことを理由に、拘束を推し進めた。

 移民を拘束できれば、国外退去させることができると、トランプ当局者は主張した。釈放すれば逃亡する可能性があり、その多くは実際に逃亡する。

 逃亡率は、2015年の12%から2020年には33%に上昇した。2014年から2020年までの平均は、参加者の約4分の1だった。

 しかしGAOは、この数字には説明が必要だという。ICEは、終了または逃亡によってプログラムから「登録解除」された全員を調べ、何人が行方不明になったとみなされたかを割り出している。

 GAOによれば、まだプログラムに参加している人を含む総数で計算すると、その割合は10%を下回らない。それは、トランプ大統領の下で2019年に、バイデン大統領の下で今再び国境に押し寄せる難民が急増したおかげで、登録者数が非常に多くなっていることも理由の一つだ。

 ICE当局者は調査官に、結果がまだ分かっていない人々を含めることは意味がないと語った。

 調査対象期間中にATDプログラムに参加した人のうち、54%が女性、46%が男性で、トランスジェンダーは1%未満。平均年齢は32歳だった。

 GAOは、逃亡者数のさまざまな計算法から請負業者の監視に至るまで、10の改善勧告を行った。ICEはすべての提案に同意した。

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