共和党トップ、下院の過半数を獲得すればハンター・バイデン氏を調査する
By Haris Alic – The Washington Times – Monday, July 4, 2022
共和党のケビン・マッカーシー下院院内総務は、11月に共和党が下院の過半数を獲得した場合、ハンター・バイデン氏を調査すると公約している。
カリフォルニア州選出のマッカーシー氏は、下院司法・監視委員会の共和党有力議員と共に書いたニューヨーク・ポスト紙の論説でこれを表明した。
「議会共和党のこれまでの調査で、バイデン一族がジョー・バイデン氏との関係を利用して、バイデン政権に対する影響力への期待を通じて、富を得ようとしていることを発見した。共和党が多数派になれば、民主党、ハイテク大手、既存メディアが隠してきた事実を明らかにすることに全力を注ぐ」
司法省は、ジョー・バイデン大統領の息子、ハンター・バイデン氏の公開捜査を行っている。詳細はほとんど明らかにされていないが、捜査は、脱税や外国のビジネスから得た利益を政府に適切に開示しなかったかどうかにまで及んでいるようだ。
多くの共和党員は、メリック・ガーランド司法長官がバイデン大統領によって任命され、バイデン大統領に直接責任を負っているため、バイデン家に対するいかなる捜査に対しても、大統領が公式に発言することは不適切であると指摘している。
マッカーシー氏は「私たちは、バイデン家の陰謀に関連する情報を得るために、ほぼ100回の要請を行った。バイデン政権への全ての要請を含め、多くは無視された」と記している。
2020年の大統領選挙期間中、連邦捜査局(FBI)捜査官はマネーロンダリングに関する捜査の一環として、ハンター・バイデン氏所有のノートパソコンを入手した。
デラウェア州の修理店に預けられたままだったこのパソコンは、報道機関や法執行当局に引き渡された。このパソコンから、父親のバイデン大統領の政治的影響力が大きかった中国やウクライナなど、外国でハンター・バイデン氏が行っていた取引の詳細が暴露された。
このパソコンから新たな事実が明らかになったが、ハンター・バイデン氏に有利なビジネスの取り決めの多くは、何年も前から米政界で疑念を持たれてきた。
その最たる例が、2014年4月にウクライナの天然ガスコングロマリットであるブリスマ・ホールディングの取締役にハンター・バイデン氏が就任し、高給を得ていたことだ。当時、ハンター・バイデン氏はエネルギー産業でも東欧でもほとんど経験がないにもかかわらず、月給は5万ドルにも上った。
就任の少し前、当時、副大統領だったジョー・バイデン氏はオバマ政権のウクライナ政策を任されていた。
マッカーシー氏は、この問題やそれに類するものこそ、共和党がホワイトハウスに説明責任を求めなければならない理由だと述べた。
「私たちはいくつかの答えを見つけたが、多くの疑問が残っている。11月、米国民は、誰がこの国のために、誰の利益のために政策を決定しているのかを含め、共謀したメディアによって知らされたどの情報を受け入れるかどうかを決めることになる」