スコット上院議員、「反逆」と党院内総務らを批難

(2022年9月10日)

2022年1月20日、ワシントンのキャピトル・ヒルで記者団と話すリック・スコット上院議員(フロリダ州選出)。上院共和党の選挙部門を率いるスコット氏は2022年6月23日、上院少数党首のミッチ・マコーネル氏の賛同を得た超党派の銃法案に反対票を投じると述べ、両者の権力者の間にさらなる距離を置いた。(AP写真/スーザン・ウォルシュ、ファイル)

By Mica Soellner – The Washington Times – Saturday, September 3, 2022

 リック・スコット上院議員(フロリダ州)は、共和党上院議員の候補者について、隠れてつまらない話をすることは許さないと述べ、重要選挙区の党候補を公然と貶めたり、隠れて批判したりした人たちを攻撃した。

 全米共和党上院委員会の委員長を務めるスコット氏は、共和党の勝利を阻止しようとし、民主党全国委員会に任せるべき仕事をやっているとワシントンのエリートらを非難した。

 スコット氏はワシントン・エグザミナー誌の論説で「驚くべき卑怯な行為であり、究極的には保守派の大義に対する反逆だ。ワシントン・ポストやニューヨーク・タイムズで、匿名の発言をもとに共和党を貶める記事が書かれた。これは、民主党全国委員会に協力するのと同じことだ」と書いている。

 スコット氏は、上院議員候補への攻撃をエリート主義的だと訴えた。議員や候補者の名前は出さなかったが、ペンシルベニア州のメフメット・オズ博士、オハイオ州の作家、J・D・バンス氏、ジョージア州の元ナショナル・フットボールリーグ(NFL)選手、ハーシェル・ウォーカー氏の非政治的な功績に言及した。

 「しかし、結局、『ひどい候補者』がいると嘆くのは、彼らを選んだ有権者を蔑ろにしていることに他ならない。今は重要な時だ。ワシントンのお喋り階級の多くは、共和党の有権者を軽視し、ひそかに(あるいはひそかにでなくとも)嫌悪している」

 スコット氏の指摘は、中間選挙に向けて共和党が擁立する候補者の質に疑問を呈したミッチ・マコネル上院共和党院内総務の発言を受けたものだ。

 マコネル氏は先月、「上院よりも下院がひっくり返る可能性の方が高いだろう。候補者の質は結果に大きく影響する」と述べた。

 ケンタッキー州選出のマコネル氏はその後、ウォーカー氏、オズ博士、ノースカロライナ州の候補者テッド・バッド下院議員のための資金調達パーティーを主催し、その直後にこの発言をした。

 スコット氏の今回の論文は、マコネル氏との間の溝が深まっていることを示している。

 マコネル氏は、スコット氏の12項目の中間選挙への政策課題を公然と拒否し、増税につながるとしている。

 「米国民の半数が増税され、社会保障と医療保険が5年以内に廃止されるような法案を、私たちの政策として取り上げることはない」

 スコット氏のプランは、教育、治安、一連のプログラムに関する政府改革など、共和党の最重要課題に関するものだ。

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