ツイッター社の選挙干渉

(2022年12月15日)

デジタル端末で見るツイッターのスプラッシュページ(2022年4月25日、サンディエゴ)。億万長者イーロン・マスクの就任に伴いツイッターで職を失った女性2人が、先月の突然の大量解雇が女性社員に不釣り合いな影響を与えたとして、連邦裁判所に同社を提訴している。(AP写真/Gregory Bull、ファイル)

By Editorial Board – The Washington Times – Thursday, December 8, 2022

 自由はもろいものだが、国民は今、それが失われる瀬戸際に来ているさまを目の当たりにしている。イーロン・マスク氏が、ハンター・バイデン氏のノートパソコンスキャンダルのもみ消しに関するツイッター内での激しい内部論争を暴露したことが、それを物語っている。米国人は、検閲ツールを使って、合衆国憲法修正第1条を折り畳んだり、紡いだり、ばらばらにしたりするビッグテック(巨大IT企業)の力を払いのけるよう求められている。

 マスク氏は約束通り、先週の金曜日、バイデン大統領の息子、ハンター氏に関するニューヨーク・ポスト紙の記事のもみ消しにつながったツイッター内の動向を明らかにし始めた。この記事は、今ではよく知られているが、当時、バイデン氏が候補に上がっていた2020年大統領選の選挙運動にマイナスの影響が及ぶことは必至だったとみられている。

 ツイッターの解釈を任されたフリージャーナリストのマット・タイビ氏は、同社がもともと、「アイデアや情報を即座に創造し、障壁なく共有する力」をどのように体現していたかについて語っている。ツイッターは、徐々に、「スパムや金融詐欺師のようなものと闘うように設計された」ツールを開発していったと、タイビ氏は書いている。ツイッター社のスタッフは、「有力者と通じた人物ら」からの気に入らないツイートの削除を求める請願に応えて、最終的には、ツールの使用を拡大した。

 2020年の大統領選中、トランプ大統領(当時)のホワイトハウスと、バイデン氏陣営はともに、ツイッター社の検閲慣行を利用した。重要な投稿を削除する要請には、簡潔に「処理済み」という答えが付されていた。しかし、ツイッター社の従業員のほとんどが民主党支持者だったため、タイビ氏は「右派よりも左派(つまり民主党員)とのつながりの方が強かった」と述べている。

 検閲の技術を熟知していたツイッター社の幹部職員らは、例えば、児童ポルノなどへの対応のために用意していたツールの使用を含む「特別な手段」を取ることで、ニューヨーク・ポストの2020年10月14日のハンター氏のノートパソコンにまつわる投稿を没にしていた。少しずつ度を強めながら、権力は腐敗していくものである。かつて、アクトン卿が述べたように「絶対的な権力は絶対的に腐敗する」のである。

 ツイッター社も、支援なしに絶対権力を振り回したわけではない。2020年の選挙の2週間前に、50人を超える情報機関高官が、ニューヨーク・ポストの記事は「ロシアの情報操作の典型的な特徴をすべて備えている」と主張する書簡に署名した。その中には、元中央情報局(CIA)長官のジョン・ブレナン氏とマイケル・ヘイデン氏、元国家情報長官のジェームズ・クラッパー氏も含まれていたが――全員、バイデン氏の共和党の敵対者、トランプ氏の歯に衣(きぬ)着せぬ批判者ばかりである。

 形はどうあれ、2020年に情報の抑圧に手を貸した左派は、選挙に干渉した。2020年選挙後の世論調査によると、選挙結果に影響を及ぼす可能性のあるバイデン支持者の6人に1人が、ハンター氏のノートパソコンスキャンダルを含め、検閲を受けたというニュースを知っていたら、「バイデン氏を見捨てていた」と言ったという。

 さらに、ツイッター社とバイデン氏のつながりは依然として続いており、それが、バイデン政権の批判を検閲するのに役立っているという厄介な兆候がある。マスク氏は「ツイッター社が言論の自由を抑圧するために単独で行動することは、憲法修正第1条違反ではないが、司法審査なしに言論の自由を抑圧する政府の命令に基づいて行動することは違反になる」とツイートし、暴露を擁護した。

 司法哲学者ラーニド・ハンド氏は次のように述べている。「自由は人々の心の中にあり、その自由が失われれば、憲法も、法律も、裁判所も、自由を守ることはできなくなる」

ホワイトハウス行政管理予算局長ラッセル・ヴォート氏が、2026年6月24日、ワシントンD.C.の米国海軍記念碑で開催されたワシントン・タイムズ紙主催の脅威状況に関するイベントで、同紙の国家安全保障担当編集者ガイ・テイラー氏と会談した。写真提供:エレノア・カウフマン(ワシントン・タイムズ特別寄稿)。

造船業立て直し、海軍増強へ 中国への遅れ逆転する 米予算局長官

(2026年06月27日)
Netflixが公開したこの画像は、ドラマ「K-POPデーモンハンターズ」の一場面で、左からミラ、ルミ、ゾーイの3人のキャラクターが写っている。(Netflix提供、AP通信経由)

ハリウッド動画で少数派の参加減少 多様性に逆行-UCLA報告

(2026年06月26日)
米司法省次官補のハーミート・ディロン氏は、「各州は、ジェンダーイデオロギーの名の下に、アメリカ国民に宗教的信念を放棄することを要求できないことを認識すべきだ」と述べた。(AP通信/ホセ・ルイス・マガナ)

トランプ政権、カトリック修道会を支持 トランスジェンダー関連NY州法に異議

(2026年06月25日)
2021年2月3日、世界保健機関(WHO)のチームが中国湖北省武漢市の武漢ウイルス研究所を視察するために到着した後、警備員がジャーナリストたちを研究所から遠ざけている。(AP通信/ン・ハン・グアン撮影)

情報機関がコロナ流出説を隠蔽 国家情報長官が文書公開

(2026年06月23日)
MGMが公開した日付不明の画像には、映画『ドクトル・ジバゴ』の一場面に登場する俳優オマー・シャリフが写っている。(AP通信/MGM提供)

米国初の反共映画祭 10月、左翼ハリウッドに対抗

(2026年06月22日)
テキサス州ロングビュー出身のキャシー・フェインさんが、2026年5月17日(日)、ワシントンD.C.のナショナル・モールで行われた、主に保守的なキリスト教徒による米国建国250周年記念祈祷集会「リデディケイト250」で、国歌を歌いながらアメリカ国旗を掲げている。(AP通信/ジュリア・デマリー・ニキンソン)

盛り上がり欠く建国250周年 社会の分断象徴か

(2026年06月20日)
2025年6月7日、ワシントンで行われた世界プライドパレードで、参加者はアメリカ合衆国議会議事堂を背景に大きなプライド旗を掲げています。(AP写真/マーク・シーフェルバイン)

LGBT「プライド月間」に陰り 企業が支援縮小 保守派、6月のイメージを刷新

(2026年06月17日)
ユタ州知事のスペンサー・コックス氏(共和党)は、2026年6月8日(月)、アメリカ・カトリック大学で、全米のキリスト教系およびユダヤ教系の大学の代表者らを前に演説を行った。(ショーン・サライ/ワシントン・タイムズ)

分断深まる米社会 宗教系大学「対立意見を尊重」 言論団体からは懸念も

(2026年06月13日)
2026年5月14日(木)、テキサス州アーリントンにあるダラス・スタジアムで、2026 FIFAワールドカップに先立ち敷設された人工芝のプレビューが行われた際、AT&Tスタジアムの一部が照明で照らされた。(AP写真/フリオ・コルテス)

W杯中の感染症拡大を監視 下水やSNSを分析 大学・企業が連携

(2026年06月12日)
メキシコシティで行われたメディア向けプレゼンテーションでメキシコ陸軍の対ドローン部隊の兵士が2026年FIFAワールドカップで使用される装備と戦術を披露した。(AP通信/マルコ・ウガルテ撮影)

W杯、全米11都市で警備強化 ドローン対策が焦点

(2026年06月08日)
→その他のニュース