共和党上院議員、大規模な歳出法案をめぐり共和党指導部を非難
By Kerry Picket – The Washington Times – Sunday, December 25, 2022
共和党のロン・ジョンソン、マイク・リー両上院議員は25日、上院少数派共和党のミッチ・マコネル院内総務と他の共和党議員が、下院共和党の反対にもかかわらず、1兆7000億ドルの年末歳出法案を民主党とともに可決したことを非難した。
ユタ州選出のリー氏は、ニューヨークのWABCラジオで「キャッツ・ラウンドテーブル」の司会者ジョン・キャツィマティディス氏に、「わが党の指導部は共和党有権者を敵に回し、共和党基盤を敵に回し、ほとんどの共和党上院議員を敵に回した。以前にもあったことだが、多すぎる。私にとっては限界だ」と述べた。
リー氏は、年が明けて議員らが戻ってくるときには、事態は「大きく変わっていなければならない」と述べた。
リー氏の修正案は、23日に表決に掛けられ、承認されていれば、これまでの南部国境管理の主要部分が維持されていた。
リー氏は、公衆衛生上の緊急事態の際に不法移民を強制送還することを容易にする公衆衛生法について「タイトル42が期限切れとなる。これ(修正案)が通過していれば、少なくとも今会計年度の終わりまで延長されていた」と語った。
「われわれには通過させられるだけの票があった。…最後まで戦った」
最終的には、ジョー・マンチン(民主、ウェストバージニア州)、カーステン・シネマ(民主党系無所属、アリゾナ州)上院議員の賛成が得られず、修正案は否決された。
ジョンソン氏は、法案に賛成した共和党の同僚議員らを揶揄し、法案の通過を賞賛した。
ジョンソン氏はラジオ番組で「あれを勝利と言うのは、60対0で負けたフットボールチームが、終了間際にフィールドゴールを蹴り、そのフィールドゴールを大勝利と言うようなものだ。負けは負けだ」と述べた。
ジョンソン氏は、民主党が何兆ドルもの歳出を得たが、「共和党がさらなる赤字支出に賛成し、これらの問題に手を貸すことはない」と述べた。
他の共和党議員らも、1.7兆ドルの歳出法案について、党の同僚議員らを非難した。
ランド・ポール上院議員(共和、ケンタッキー州)は、「私はこれらの規則について投票を行うことで、両党に責任を負わせようとしたが、いつものように、共和党を含む上院の大多数は、借金を増やし、われわれ自身の予算規則を無視し、皆さんの税金を乱用することを選んだ。国民はこんなことを望んでいない」とツイートした。
リック・スコット上院議員(共和、フロリダ州)は、「1.7兆ドルの歳出法案に反対したのは、フロリダの人々にワシントンを機能させるために毎日戦うと約束したからだ」とツイートした。
さらに、「この無謀なインフレ爆弾は、われわれの経済にとって災害であり、生活費を稼ぐのに苦労しているフロリダ市民に平手打ちをするようなものだ」と付け加えた。