ヘイリー氏、大統領選での勝利に自信 ニューハンプシャー予備選でトランプ氏と一騎打ち
By Susan Ferrechio – The Washington Times – Monday, January 22, 2024
共和党大統領候補指名獲得を争うニッキー・ヘイリー氏は22日、ニューハンプシャー州の予備選有権者を前に、ドナルド・トランプ前大統領とバイデン大統領の再戦は政治的な内輪もめに過ぎず、有権者が本当に関心を持っている問題に対処できないと警告した。
全米で最初の同州予備選を前にフランクリンで開かれた集会でヘイリー氏は、世論調査によれば、有権者はトランプ氏とバイデン氏が11月の投票で再び対決することを望んでいないと述べた。
「国民の大多数は、トランプ氏とバイデン氏、そして彼らのやっていることに否定的だ。トランプ氏が演説で話していることといえば、過ぎたことに対する不平不満ばかり。復讐の話ばかりだ」
サフォーク大学の最新の世論調査では、ヘイリー氏はトランプ氏に19ポイント引き離されている。
ヘイリー氏は反トランプ票を取り込んでおり、22日に有権者に対し、法的闘争を抱えるトランプ氏が選ばれればさらなる「混乱」をもたらし、トランプ氏が米国をさらに4年間率いることになれば、この国は生き残れないと訴えた。
トランプ氏について「きょう、彼は法廷にいる」と述べた。
トランプ氏は、民事訴訟だけでなく、4つの別々の事件で91の刑事責任を問われている。22日、コラムニストのE・ジーン・キャロル氏が起こした訴訟の処罰審査のためにニューヨーク・マンハッタンの法廷に出廷する予定だったが、裁判関係者の新型コロナウイルス感染の疑いがあり、審理は延期された。
バイデン氏についてヘイリー氏は、トランプ氏に関して独自に調査を行うと話していると指摘した。
「2人とも未来のことは話していない」
ヘイリー氏は、トランプ氏とバイデン氏は大統領選本選での対決に関する世論調査で「デッドヒートを繰り広げている」と指摘、現職のバイデン大統領相手なら自身の方がはるかに有利だと語った。
ヘイリー氏とトランプ氏は、世論調査でバイデン氏を平均1~2ポイントリードしている。
ヘイリー氏は、昨年11月下旬から12月上旬にかけて実施されたウォール・ストリート・ジャーナル紙の世論調査で、バイデン氏に17ポイント差をつけ、同じ世論調査でバイデン氏に4ポイント差をつけたトランプ氏を大きく上回ったことをアピールした。
ヘイリー氏はフランクリンで観衆を前に、「これは、無駄な支出を止め、経済を軌道に乗せろということだ。子供たちに再び本を読ませ、基本的な教育に立ち戻らせるべきだ。言い訳をせず、国境を守らねばならない。わが国の法と秩序を守ること。そしてそれは、私たちが誇りを持てる強い米国にするということだ。皆さんはそれを望んでいるはずだ」
トランプ氏はウォール・ストリート・ジャーナル紙の世論調査を「インチキ」と呼び、ヘイリー氏はニューハンプシャー州で民主党の有権者からの支持を集めているが、それは、自身が本選でバイデン氏に勝てることを知っているからだと訴えた。