トランス選手との対戦拒否で出場禁止 女子選手が学区を提訴

(2024年5月4日)

ウェストバージニア州チャールストンで行われたプレスイベントで、オールアメリカンスイマーのライリー・ゲインズとともに登場したウェストバージニア州司法長官のパトリック・モリシー氏。共和党のモリシー氏は2024年4月24日(水)、2021年に制定された「女性のスポーツを守ろう法」の合憲性を検討するよう連邦最高裁判所に要請すると発表した。(写真提供:Independent Women’s Voice)

By Valerie Richardson – The Washington Times – Tuesday, April 30, 2024

 ウェストバージニア州の女子中学生4人が、男性として生まれたトランスジェンダー選手との対戦を棄権したことから、罰則として次の陸上大会で出場禁止になったとして学区を提訴した

 リンカーン中学校の生徒らが両親を通じて起こした訴訟によると、校長とコーチは、4月18日の陸上大会で無言の抗議を行った女子生徒が、4月27日に行われた次の大会に参加するのを禁止したという。

 5人の女子生徒はハリソン郡中学校選手権で、名前が呼ばれ、砲丸投げのサークルに入ったものの、投げることなく退場した。ブリッジポート中学校のトランスジェンダーのベッキー・ペッパー・ジャクソン選手の参加に抗議するためだった。

 4月26日の訴状によると、投擲することなく退場したのは、「生物学的な男性が女性のスポーツ競技に出場することを許可することの不公平さ」に抗議するためだった。

 4人の少女はハリソン郡教育委員会を訴え、「ウェストバージニア州憲法の下で言論と表現の自由に対する権利を行使したために罰せられた」と主張した。

 ウェストバージニア州のパトリック・モリシー司法長官(共和)は、ハリソン郡巡回裁判所に女子中学生らを支持する法廷助言書を提出した。

 「この判断は、不公平だと思ったことに口をつぐむこと、反対しないことを子供たちに教えるものだ。言語道断であり、言論と表現の自由に対する生徒たちの権利を踏みにじるものだ」

 司法長官事務所によると、訴状に関する公聴会は2日午後3時に予定されている。

 また、モリシー氏はこの助言書で、この女子生徒に対する制裁を検討し、科すのに適切な機関は、ウェストバージニア州中等学校活動委員会であり、中学校ではないと主張した。

 この女子生徒らは4月24日の記者会見で、モリシー氏、オールアメリカン水泳選手のライリー・ゲインズさんとともに会見に臨んだ。会見では、州が「女性のスポーツを守れ」法を巡る裁判で最高裁へ上告することを決定したことが発表された。

 2021年に制定されたこの法律に異議を申し立てているのは、ヘザー・ジャクソンさんとその子供ベッキー・ペッパー・ジャクソンさんで、人権団体「全米市民自由連合(ACLU)」とラムダ・リーガルが代理人を務めている。

 訴状によると、記者会見の翌日、リンカーン中のロリ・スコット校長は、5人の女子生徒が4月27日の大会に参加することは許可されないと親の一人に伝えた。

 陸上コーチのドーン・リーステンバーグさんから、「陸上チームのために得点を稼ぐ」ことがすべきことであり、それができない娘の大会参加は禁止されたと知らされたという親もいる。

 ワシントン・タイムズ紙はハリソン郡教育委員会にコメントを求めた。

 ベッキー・ペッパー・ジャクソンさんは、ハリソン郡選手権の女子砲丸投げ競技で、2位の生徒を3フィート(約90㌢)以上引き離して優勝した。

投擲を拒否して抗議した5人の女子は出場資格をはく奪され、ブリッジポート中は190点を獲得し、2位のリンカーン中を10点差で抑えて優勝した。

米司法省次官補のハーミート・ディロン氏は、「各州は、ジェンダーイデオロギーの名の下に、アメリカ国民に宗教的信念を放棄することを要求できないことを認識すべきだ」と述べた。(AP通信/ホセ・ルイス・マガナ)

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