緘口令のトランプ氏、ワシントン・タイムズのコラム読み上げ民主を非難

(2024年5月16日)

2024年5月14日火曜日、ニューヨークのマンハッタン刑事裁判所の外でメディアに話すドナルド・トランプ前大統領。(カーティス・ミーンズ/プール・フォト via AP)

By Victor Morton – The Washington Times – Tuesday, May 14, 2024

 ドナルド・トランプ前大統領は14日、法廷での手続きの後、ワシントン・タイムズのコラムを読み上げた。判事による緘口令で自由な発言ができないためだ。

 トランプ氏は、ワシントン・タイムズに13日に掲載されたオピニオンエディター、チャールズ・ハート氏のコラムの見出し「トランプ裁判は民主党にとって裏目に出ている。それはそうだろう」を集まった記者らに向かって読み上げた。

 箝口令のため記者らからの質問に答えられず、代わりに「チャーリー・ハート、偉大な人物、記者だ」と発言、その後、このコラムの一部を読み上げることで、自身の考えを表明した。

 「民主党にとって問題は、大規模な世論調査で、有権者が民主党の欺瞞を見抜き、現状に嫌気が差していることが明らかにされたことだ」「11日の夜、ニュージャージー州のビーチの遊歩道に、トランプ大統領を支持する10万人の熱狂的な人々が集まったのを見て、民主党はトランプ大統領を恐れているはずだ」

 こうしてトランプ氏は、ニューヨーク州地裁のフアン・メルシャン判事による箝口令による法的制裁を回避した。その後「私が言っているのではなく、ハート氏だ」と話したものの、民主党について「彼らは何も恐れていない。彼らはファシストだ」とハート氏のコラムとは食い違う考えを示した。

 トランプ氏は続けてハート氏のコラムを読み上げ、「とにかく民主党は、トランプ氏との選挙戦に公正で誠実に臨むことはできない。民主党は敗北する。彼らはそれを知っている」としたうえで、自身の言葉で、「誰もトランプを負かすことはできない。だから民主党は、選挙を妨害することでトランプに勝とうとしている」と訴えた。

 記者らはその後もトランプ氏に質問を浴びせかけ、それに対しトランプ氏は、ワシントン・エグザミナー紙のバイロン・ヨーク氏、ハーバード・ロースクールのアラン・ダーショウィッツ氏、ナショナル・レビューのビクター・デービス・ハンソン氏、CNNのジェフ・ゼレニー氏といったアナリストの原稿を読んで「返答」。怪訝な表情で「CNN?」とつぶやいた。

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