トランプ氏、キリスト教徒に投票を呼び掛け
By Mallory Wilson – The Washington Times – Sunday, July 28, 2024
ドナルド・トランプ前大統領は集まったキリスト教徒に対し、11月に投票に行けば、もう投票する必要はなくなると訴えた。
フロリダ州ウェストパームビーチで開催された非営利団体ターニングポイント・アクションのビリーバーズ・サミットで26日に演説したトランプ氏は、保守的なキリスト教徒の聴衆に対し、自分に投票すれば「解決する」と語った。
「キリスト教徒の皆さん、投票に行こう。今回だけだ。その後は投票する必要はなくなる。4年間だ。どういうことか分かるか。解決するからだ。良くなるからだ。もう投票する必要はなくなる。いとしいキリスト教徒たちよ」
「私はキリスト教徒が好きだ。私はキリスト教徒だ。愛している。投票に行こう。4年で投票する必要はなくなる。私たちが解決し、よくなる。投票に行く必要はなくなる」
トランプ氏の発言はソーシャルメディア上で瞬く間に広まり、批判的な人々は、この発言は、トランプ氏がホワイトハウスを獲得した場合、選挙プロセスを終わらせたいと考えていることを示していると主張している。民主党はこの選挙での民主主義の重要性を強調しており、トランプ氏は再選されれば、2期目の初日に独裁者になることを目指していると指摘した。
ハリス陣営はこれに対し、トランプ氏によって「民主主義が攻撃されている」と即座に反論した。
ハリス陣営のスポークスマン、ジェームズ・シンガー氏は、「カマラ・ハリス副大統領は、この選挙は自由を巡る選挙だと考えている。本気だ。私たち民主主義は、犯罪者ドナルド・トランプによって攻撃されている。前回の選挙でトランプ氏が敗北した後、彼は結果を覆すために暴徒を送り込んだ」と述べた。
「今回の選挙戦で彼は、負ければ暴力を、勝てば選挙を終わらせ、憲法を廃止して独裁者となり、彼の危険なプロジェクト2025のアジェンダを米国で実施する権限を自らに与えると約束した。ドナルド・トランプは、米国を後戻りさせ、憎しみと混乱と恐怖の政治に導こうとしている。この11月、米国はカマラ・ハリス副大統領を中心に団結し、彼を阻止する」
共和党の大統領候補であるトランプ氏は、ホワイトハウスをめぐってハリス氏と対決する可能性が高い。ハリス氏は、バイデン大統領が今月選挙戦から離脱したことを受けて、民主党の大統領候補となることがほぼ確定している。