副大統領から大統領へ 多くが立候補も勝率は低め
(2024年8月7日)
By Jennifer Harper – The Washington Times – Sunday, August 4, 2024
「カマラ・ハリス副大統領が、2024年の民主党大統領候補指名に立候補した。ここ数十年間のほとんどの副大統領は、大統領になろうとしたが、成功した例はそれほど多くない」―ピュー・リサーチ・センターのリサーチ・アナリスト、キャサリン・シェーファー氏はこう指摘する。
「建国以来、副大統領を務めた49人のうち29人が、副大統領職を退いた直後か、その後数年のうちに、正式に政党の大統領候補指名を目指した。この29人の副大統領のうち10人(約3分の1)が、国の政治的トップに選出された」
「1930年代までは、副大統領が大統領職を目指すことはあまりなかった。その多くは、副大統領を務めた後、選挙で選ばれた下位の役職に戻るか、引退していた。といっても、ジョン・アダムズ、トーマス・ジェファーソン、セオドア・ルーズベルトといった有名な大統領は副大統領を務めていた」
「現代の副大統領は、トップの座を狙うのが普通になってきている。1933年のフランクリン・D・ルーズベルトの1期目以来、18人の副大統領のうち15人が、副大統領を務めた後に大統領選挙キャンペーンを開始した。選挙で勝利したのはそのうち、5人だけ。民主党のハリー・トルーマン、リンドン・ジョンソン、ジョー・バイデン、共和党のリチャード・ニクソン、ジョージ・H・W・ブッシュだ」