国民は単独犯説に懐疑的―トランプ氏銃撃
By Stephen Dinan – The Washington Times – Tuesday, August 6, 2024
米国民は、ドナルド・トランプ前大統領暗殺未遂事件の公式な説明に懐疑的であり、新しい世論調査によれば、銃撃犯は単独犯であり、より広範な陰謀はなかったと考えている人は3分の1に過ぎない。
TIPP/デーリー・メール紙の世論調査によると、調査対象者の45%が「より大きな陰謀」があると考えており、22%はどう考えていいか分からないと回答している。
また、4分の1以上の人が2人目の犯人が関与していると考えている。
乱射事件の捜査を行っている連邦捜査局(FBI)は、第2の狙撃犯説を強く否定し、トランプ氏に向けて8発の銃弾を発砲した20歳の男が単独犯でないことを示す証拠はまだ何も見つかっていないと述べている。
しかし、このような主張を懐疑的にとらえている人は多く、共和党支持者は民主党支持者よりもこの公式見解に懐疑的だという。
民主党の間では、トランプ氏が銃撃を「自作自演」し、銃弾でかすり傷を負い、集会参加者1人を死亡させ、他の2人に重傷を負わせ、その過程で20歳の若者が身代わりになり、狙撃手に殺されたという説が有力だ。
リベラル派の間では、トランプ氏は実際には銃弾に当たっておらず、自分で耳を切って血まみれにしたという説も流れている。
一方、保守派の間では、狙撃犯がトランプ氏を目視できるビルの屋上に登り、8発の銃弾を撃ち込むことができたのは、何者かがトランプ氏の警護を軽くしていたからだという陰謀論が出ている。
さらに、屋上にいた20歳の容疑者に加えて、給水塔に2人目の狙撃犯がいたという説もある。
この調査はTIPPが今月実施したもの。対象は成人1488人で、誤差はプラスマイナス2.7%。