ハリス氏を「甘く見るな」 討論会巡り元下院議員が警告

(2024年9月3日)

2024年8月31日(土)、ワシントンで開催された「Moms for Liberty National Summit」でスピーチするトゥルシー・ギャバード氏。(AP Photo/Jose Luis Magana)

By Mallory Wilson – The Washington Times – Sunday, September 1, 2024

 カマラ・ハリス副大統領は今月、大統領候補討論会でドナルド・トランプ前大統領と対決する。トゥルシー・ギャバード元下院議員(ハワイ州)は、ハリス氏を甘く見てはいけないと警告した。

 ギャバード氏はCNNの「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で、「カマラ・ハリス氏は経験豊かだと思う。侮ってはいけない」と語った。

 同氏は民主党から下院議員に当選し、民主党の大統領候補指名に名乗りを上げたが、その後離党。先週、トランプ氏のイベントに出席した際、トランプ氏支持を表明し、トランプ氏の政権移行チームに加わった。

 「トランプ大統領とカマラ・ハリス副大統領は全く異なる経歴を持っている。トランプ大統領は大統領として4年、カマラ・ハリス副大統領はバイデン大統領のもとで副大統領として4年近く働いている」

 ギャバード氏は「(討論会は)有権者がこれらの経歴を見比べ、比較対照する機会になる」と語った。

 ギャバード氏が2020年の民主党予備選でハリス氏の検事としての経歴を非難した話はよく知られている。ギャバード氏は、ハリス氏が、大麻取締法違反で1500人以上を投獄し、死刑囚の男性を無実とする証拠を隠蔽しようとし、受刑者を刑期よりも長く収監して、州の労働力として利用したと非難した。

 「もし私がトランプ大統領の役に立てることがあるとしたら、2020年のハリス氏との討論会での経験について話すことだろう。率直に言うと、カマラ・ハリス氏が自分の過去をなかったことにしようとしていること、主張を変えていること、そしてそれらが、民主党候補となった今していることといかに矛盾しているかを指摘すれば十分だ」

 ハリス氏は、8月29日のCNNとの独占インタビューで、一部の問題に対する発言が変わっていることについて質問され、「価値観は変わっていない」と答えた。

 ハリス氏とトランプ氏は、9月10日にフィラデルフィアで行われるABCニュース主催のイベントで討論の舞台に立つことになっている。

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