2027年台湾侵攻の準備は不十分-米空軍報告

(2025年6月13日)

2025年3月5日水曜日、中国北京の人民大会堂で開かれた全国人民代表大会(全人代)の開幕会議に出席する中国中央軍事委員会の張用霞副主席。(AP Photo/Ng Han Guan)

By Bill Gertz – The Washington Times – Monday, June 9, 2025

 米空軍のシンクタンクの報告によると、中国人民解放軍(PLA)は、2027年までに台湾を武力行使で占領するための十分な軍事力を確保するという目標を達成するために必要な改革を実施できていない。

 報告書は、中国軍で最も権威のある張又侠上将が、台湾の侵攻や封鎖に備えるための準備が習近平国家主席の命令通りに進んでいないと懸念を表明したと伝えている。

 これは昨年、国営メディアに掲載された張氏の論考で明らかになった。その中で張氏は、軍のリーダーシップの弱さ、戦時の軍と民間の連携の問題、大規模な共同軍事作戦に必要な共同作戦と情報戦の両方を実施できないことが明らかにされている。

 中国宇宙航空研究所の報告書は、「9年間にわたる汚職の撲滅、近代化、大規模な改革を実施したが、習近平氏および軍指導部は依然として懸念を抱いている」と述べている。

 「人民解放軍、および軍と地方(民間)の連携による取り組みの大部分は、スピードが不十分、あるいは正しい方向に向かって進んでいない」

 ピート・ヘグセス国防長官は5月31日の演説で、台湾をめぐる中国との紛争は「差し迫った」現実の危機であり、壊滅的な結果をもたらすだろうと述べた。

 張氏は、300万人の軍隊を統括する中国共産党中央軍事委員会の副委員長であり、その警告は重要な意味を持つ。

 この報告書の調査結果は、中国の大規模な軍事力増強に関する米国の情報機関の評価と一致している。

 数カ月前、米国防当局者はワシントン・タイムズに次のように語った。「彼らの軍事的進展には敬意を表するが、実行能力にはまだ多くの欠陥がある」

 「2027年以降の台湾侵攻のための能力を整備するという主張を信じるなら、中国がすべきことはまだあり、今後取り組むことになるのだろう」

 報告書によるとPLAは、軍事組織と装備システムの体系的な障害、共同行動の欠如、訓練と即応態勢の改善の遅延、効率の悪い統治、非効率な装備管理、新兵器の統合の遅延、内部の腐敗など、さまざまな課題に直面している。

 PLA内の腐敗は依然として根深く、2023年から逮捕と解雇が増加している。

 2023年7月から12月にかけて、少なくとも15人の軍高官、防衛産業の幹部らが解雇された。そのうち数人は、地上配備型核ミサイルと通常ミサイルの開発に関する汚職に関与していた。

 2023年と2024年に粛清が行われ、現在も継続中であり、2024年11月には中央軍事委員会の思想的指導者の一人、苗華海軍上将が解任された。

 報告書は9日に公表され、今年初めに公の舞台から姿を消した同委員会のもう一人の副委員長、何衛東上将が、習氏の継続的な政治的粛清で排除された可能性については言及していない。

2026年9月8日火曜日、モスクワのクレムリンで行われた会談で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がトヴェリ州のヴィタリー・コロリョフ知事代行の話を聞いている。(ミハイル・メッツェル、スプートニク、AP通信経由クレムリン・プール写真)

ロシア、硬軟交え日本に揺さぶり 中朝と関係強化、国内ナショナリズムを鼓舞

(2026年09月15日)
北朝鮮政府が提供したこの写真には、2026年9月6日(日)、北朝鮮の元山港で行われた駆逐艦「康建」の就役式に出席する金正恩総書記とその娘が写っている。北朝鮮政府が配布したこの写真に写っているイベントを取材するために、独立系ジャーナリストは立ち入りを許可されなかった。この画像の内容は提供されたものであり、独自に検証することはできない。情報源から提供された画像には、朝鮮語の透かし「KCNA」と記されている。これは朝鮮中央通信社の略称である。(朝鮮中央通信社/AP通信経由)

北の「金王朝」、危機乗り越え盤石の体制に 正恩氏後継は未定―専門家

(2026年09月14日)
2022年8月20日土曜日、中国南西部重慶市龍泉村にある貯水池では、擁壁からの漏水により貯水池の水がほぼ枯渇し、ひび割れた乾燥した泥が見られる。周囲の農地や険しく美しい山々を含む巨大都市、重慶の景観そのものが、異常に長く激しい熱波とそれに伴う干ばつによって変貌を遂げた。(AP通信/マーク・シーフェルベイン撮影)

中国、気象を兵器化へ 軍事目的で環境を操作する技術開発

(2026年09月12日)
2019年2月27日、ベトナムのハノイで、ドナルド・トランプ米大統領(左)が北朝鮮の金正恩委員長と写真撮影に応じた。(AP通信/エヴァン・ヴッチ撮影)

トランプ氏、金正恩氏との再会談模索 非核化巡り溝

(2026年09月05日)
韓国統一教会の指導者である韓鶴子総裁が、2025年9月17日(水)、韓国ソウルの特別検察庁に到着した。(AP通信/イ・ジンマン撮影)

「韓国の民主主義にそぐわない」宗教指導者への実刑判決に強い非難

(2026年09月04日)
韓国統一教会の指導者である韓鶴子総裁が、2025年9月17日(水)、韓国ソウルの特別検察庁に到着した。(AP通信/イ・ジンマン撮影)

旧統一教会トップに懲役2年 宗教右派へ圧力強める韓国左派政権

(2026年09月02日)
8月18日に撮影されたこのヴァントール衛星画像は、ヤゴン礁を捉えたもので、アナリストらは、約9マイル離れたアンテロープ礁における人民解放軍の軍事作戦を支援する可能性のある、中国の早期警戒レーダーの開発を示していると指摘している。(画像提供:衛星画像 ©2026 Vantor)

中国、西沙諸島に新たな軍事基地 米が強く非難

(2026年08月28日)
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(右)は、2026年8月13日(木)、千島列島最大の島である択禄島のクリリスクにある、ロシア英雄エドゥアルド・ノルポロフ記念中学校を訪問した。(ガヴリール・グリゴロフ、スプートニク、クレムリン・プール写真、AP通信経由)

ロシア、北方領土近くでミサイル試射 日本の対中防衛重視に影響も

(2026年08月24日)
新天地教会の指導者であるイ・マンヒ氏が、2026年6月24日(水)、韓国ソウルのソウル中央地方裁判所に到着した。(イ・ヨンファン/ニューシス提供、AP通信経由)

韓国の信教の自由攻撃に警鐘 韓日中活動家による反宗教「不浄な同盟」指摘も

(2026年08月23日)
2019年10月2日に低速シャッタースピードで撮影され、米空軍が提供したこの画像は、カリフォルニア州ヴァンデンバーグ空軍基地で行われた非武装のミニットマン3大陸間弾道ミサイルの発射実験の様子を示している。スウェーデンのシンクタンクは2024年6月17日(月)、世界の核保有国9カ国は核兵器の近代化を続け、2023年には核抑止力への依存度をさらに高めるだろうと述べた。(JTアームストロング軍曹/米空軍提供、AP通信経由)

国防総省、中露の脅威受け核指針を見直し 抑止力を強化へ

(2026年08月22日)
→その他のニュース