CIA、工作員勧誘へ中国向け動画 1億回超再生

(2026年3月16日)

2016年4月13日撮影のこの写真には、バージニア州ラングレーにあるCIA本部にある中央情報局(CIA)の紋章が写っている。(AP通信/キャロリン・カスター、資料写真)

By Bill Gertz – The Washington Times – Thursday, March 12, 2026

 米中央情報局(CIA)は最近、中国共産党体制内部で工作員を勧誘するため、中国語(普通話)の一連のオンライン動画を公開するプログラムを開始した。

 これらの動画は、中国共産党や中国人民解放軍の高位当局者に、CIAの情報提供者や二重スパイとして体制から離反するよう働き掛けることを目的としている。

 動画が最初に公開されたのは10カ月前。それ以降、ユーチューブでの総再生回数は1億回を超えた。ネット上で中国共産党を批判していることで知られるビン・シエ氏が、SNSのX(旧ツイッター)上で集計結果を公表した。

 過去30日間に公開された新たな動画2本だけでも8200万回の再生を記録している。

 ただし、これらの動画によって中国共産党や中国人民解放軍の関係者が実際に勧誘されたかどうかは明らかになっていない。

 2月13日に公開された最新の動画は、中国人民解放軍の兵士を対象にした内容となっている。最近進んでいる人民解放軍上層部の粛清に不満を持つ兵士を取り込む狙いがあるとみられている。

 この動画は、架空の中国軍将校が上層部に失望し、CIAに連絡するという設定で作成されている。

 CIAのジョン・ラトクリフ長官は、中国共産党が米国にとって特に強力な敵対勢力との認識を示している。

 ラトクリフ氏は声明で次のように述べた。

 「中国共産党は、経済、軍事、技術で世界を支配することを目指している。CIAは、この脅威に対して緊急性、創造性、粘り強さをもって対応し続けなければならない。これらの動画は、その取り組みの一つにすぎない」

フィリピン沿岸警備隊が提供したこの写真には、2025年10月12日(日)、南シナ海のフィリピンが実効支配するティトゥ島(地元ではパグアサ島と呼ばれる)付近で、中国海警局の船舶(右)がフィリピンのBRPダトゥ・パグブアヤに向けて放水砲を発射する様子が写っている。(フィリピン沿岸警備隊提供、AP通信経由)

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