大部分は再選望まず 共和委員長が世論調査を非難
By Tom Howell Jr. – The Washington Times – Friday, January 6, 2023
共和党全国委員会(RNC)のロナ・マクダニエル委員長は、保守派団体が、自分の再選を望む有権者は共和党の一握りであることを示す「いい加減な世論調査」を発表したとして非難、この団体が6日、反撃した。
調査はトラファルガー・グループが州会議行動委員会(COS)の依頼を受けて実施したもので、マクダニエル氏はニュースマックスの取材で、この調査を批判した。
「どんな結果でも出せるように、いい加減な方法で行われた。それは、COSで行われたもので、対象は選ばれていた。要するに、調査の基準を見れば、まともな調査でないことは分かる」
マクダニエル委員長は、再選を目指し、対抗馬らをかわそうとしている。マイピロー社のマイク・リンデルCEOと、カリフォルニア州のRNC委員、ハルミート・ディロン氏が、今月の投票を前に、委員長選に名乗りを上げた。
COSは、共和党員の73.5%がRNCのリーダーに新しい人を選ぶべきだと考えている一方、マクダニエル氏の続投を望んでいるのは6%弱とする世論調査結果を擁護した。それ以外のことはよく分からないという。
COSのマーク・メクラー会長は、「政治家が法案を読まずに投票するのを見てきたが、(マクダニエル氏も)われわれの世論調査を実際には読まずに批判している。誰が見ても、この調査はCOSで行われたものではなく、『選ばれたサンプル』でもなく、米国で最も信頼され、尊敬されている世論調査会社の一つであるトラファルガー・グループが行った全米規模の科学的調査であることがはっきり分かる」と述べた。
調査は、12月17日から12月21日にかけて、共和党の有権者1078人を対象に行われ、誤差は2.9%ポイント。
共和党は上院選で、ドナルド・トランプ前大統領が推薦した候補者がアリゾナ州、ジョージア州、ペンシルベニア州で落選し、不振に陥った。
小差で下院の多数派となった共和党は、出はなをくじかれた格好だ。共和党は、ケビン・マッカーシー院内総務を推す下院議長選で分裂し、投票が数日に及ぶことを余儀なくされ、議会運営もまひした。