大統領選候補が大会で保守系ママ組織にお墨付き

(2023年7月9日)

2023年6月30日(金)、フィラデルフィアの「Moms for Liberty」会合でスピーチする「Moms for Liberty」創設者のティファニー・ジャスティス(右)とティナ・デスコビッチ。(AP Photo/Matt Rourke)

By Kerry Picket – The Washington Times – Saturday, July 1, 2023

 親の権利に焦点を当てた活動家による組織「マムズ・フォー・リバティ(自由を求めるママたち)」は、共和党の大統領選有力候補たちが、発足して間もない同団体による全国集会に駆け付けたことで、新たに得た政治的影響力を見せつけることになった。

 ドナルド・トランプ前大統領やロン・デサンティス・フロリダ州知事、ニッキー・ヘイリー元国連大使が登壇したことは、新型コロナウイルスのパンデミックの最盛期である2021年に発足して以来、この組織が飛躍的に成長し、影響力を増していることの証しである。

 「教育委員会の選挙やPTAの会合、そして全米の公会堂で、あなたたちは急進左派のマルクス主義者や共産主義者たちに、決して忘れないであろう教訓を教えた。それは、全米のママたちに手を出してはいけないということだ」。トランプ氏は6月30日、フィラデルフィアのマリオットホテル内の「ボールルーム」で聴衆に語った。

 29日に開幕した4日間の集会では、共和党の大統領候補であるビベック・ラマスワミ氏と元アーカンソー州知事のエイサ・ハッチンソン氏も演説を行った。

 共和党の大統領候補たちが、子供の教育カリキュラムを支持者を活気づける争点として選挙戦を展開するのは初めてだ。共和党は、幼稚園から高校までの教育問題で、民主党とその支持基盤である教職員組合にほとんど主導権を譲ってきた。だが、パンデミックは、リベラル寄りの学校指導者に反発する親たちに活力を与え、米国の文化戦争に新たな戦線を開いた。「サッカーママ」の有権者が保護者の権利を求める有権者に変貌する中、共和党の候補者たちはこの動きを利用したのだ。

 マムズ・フォー・リバティの活動家たちは、教職員組合と学校組織が、パンデミックによる学校閉鎖、マスクや新型コロナワクチンの義務化などで親や子供たちを不当に扱ったことから、この運動が生じたという。

 「今年は親の年であると米国では認識されており、親たちは学校で政府が子供たちに与えるすべてのことにうんざりしている。親たちは、ついにそれにうんざりしたのだと思う」。サウスカロライナ州コルトン郡に住むマムズ・フォー・リバティのシンディ・ロバーツ委員長(50)はこう語った。

 デビ・フィルマンさんは、親たちの声がようやく第一線に届いたと語った。

 「政治家たちは、親たちの声が耳を傾けるべき重要な有権者であることに気付いている。納税者が学校にお金を払っているのだから、それはもっともなことだ」。ノースカロライナ州シャーロットの自宅から同集会に参加した57歳のフィルマンさんは語った。

 親たちが立ち上がる理由は極めて単純だと彼女は言う。

 「パンデミックから学校閉鎖までの間、そしてその後、多くのケースでオンライン教育が学習損失をもたらしたことを目の当たりにして、親たちは動きだし、もっと最前線に立ってこの問題に取り組む必要があることに気付いたのだと思う」

 この組織は、政治的左派から激しい反感を買っている。

 南部貧困法律センターは、マムズ・フォー・リバティを「過激派」グループとし、「ヘイト団体リスト」に載せている。この公民権擁護団体は、マムズ・フォー・リバティがLGBTQの人々に嫌がらせをし、反同性愛の誤った情報を広め、学校教材を巡って多様性と包括性に反対していると非難している。

 マムズ・フォー・リバティは45州に10万人以上の会員を擁し、その規模を生かして志を同じくする候補者を教育委員会など地方の役職に選出し、州議会にロビー活動を行っている。

2026年8月19日(水)、ワシントンD.C.のワシントン記念塔から見たペンタゴン。(AP通信/アレックス・ブランドン撮影)

バイデン前政権の性自認政策に「懸念」 陸軍特殊作戦部隊の内部文書を入手

(2026年10月09日)
J・D・バンス副大統領が、2026年9月18日(金)、アイオワ州カウンシルブラフスのミッドアメリカセンターで開催された共和党全国委員会の中間選挙集会で演説するために到着した。(アンナ・マネーメーカー/AP通信提供プール写真)

キルスイッチ、監視、開発停止 議会でAI規制案続々 合意に至らず

(2026年10月07日)
中国の習近平国家主席とアメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領のイラスト(リナス・ガーシス/ワシントン・タイムズ)

トランプ・習会談、華やかな演出の裏に厳しい現実 米ハドソン研究所中国センター所長 マイルズ・ユー

(2026年10月03日)
2026年9月8日火曜日、ワシントンD.C.のペンタゴンを上空から撮影(AP通信/ジュリア・デマリー・ニキンソン撮影)

防衛技術ブームに陰り 企業統廃合が拡大か 中間選挙、資金調達がピーク

(2026年10月02日)
2026年8月22日(土)、ニューヨークのバークレイズ・センター前で、インディアナ・フィーバー対ニューヨーク・リバティのWNBAバスケットボールの試合前に、トランスジェンダーの女子スポーツ選手に反対するデモ隊が集まった。(AP通信/アンジェリーナ・カツァニス撮影)

トランス女性が女子スポーツで金メダル大量獲得 議会でも公平性巡り議論

(2026年09月28日)
州選出のマーシー・カプトゥール下院議員(民主党)が、2022年12月9日、オハイオ州トレドでインタビューを受けている。(AP通信/カルロス・オソリオ撮影)

民主党議員が反トランスジェンダーに転換 LGBTQ団体が反発

(2026年09月25日)
2026年8月28日(金)、ワシントンD.C.のワシントン記念塔から見た米国議会議事堂。(AP通信/J・スコット・アップルホワイト撮影)

キルスイッチ、監視、開発停止 議会でAI規制案続々 合意に至らず

(2026年09月21日)
2019年11月29日、ドイツのエッセンで開催されたチューニングとモータースポーツのエッセン・モーターショーで、自動車部品で作られた金属製の頭部が人工知能(AI)を象徴している。国防情報局は、開発中の強力な新技術が戦争や平和につながる決定において人間の判断を迂回することを阻止するために設計された、新たな人工知能戦略の最終調整を行っている。(AP通信/マーティン・マイスナー撮影)

「2020年代末までにAIが人類を滅ぼす可能性」 AI研究者ら警告

(2026年09月17日)
JD・ヴァンス副大統領は、2026年9月14日(月)、メリーランド州アンドリュース統合基地で、エアフォースツーに搭乗する前に記者団に語った。(AP通信/マーク・シーフェルベイン撮影、プール提供)

IT大手のAI規制要請は「トロイの木馬」 バンス副大統領が警告

(2026年09月16日)
2026年8月19日(水)、ワシントンD.C.のワシントン記念塔から見た、ホワイトハウスの新舞踏室の建設工事が続く様子。(AP通信/アレックス・ブランドン撮影)

トランプ氏のホワイトハウス大宴会場計画が左派を激高させる理由

(2026年09月09日)
→その他のニュース