中国からバイデン米大統領への4万ドルの支払いを下院調査チームが確認
By Susan Ferrechio – The Washington Times – Wednesday, November 1, 2023
米下院調査チームは、バイデン大統領が4万㌦の小切手を受け取っていたことを明らかにした。これは、バイデン氏が副大統領時代にその地位を利用して交わされた中国エネルギー企業との巨額取引で同氏の一族に支払われた報酬の一部だという。
小切手は、バイデン氏の弟ジェームズ氏とその妻サラ氏の個人口座から支払われ、「ローン返済」と記載されている。日付は、バイデン氏が2期目の副大統領の任期を終えた約9カ月後の2017年9月3日だ。
下院監視・説明責任委員会の調査チームによると、銀行口座の迷路のような資金の流れをたどった結果、バイデン氏への5桁の支払いは、息子ハンター氏とジェームズ氏、そして中国共産党と関係のあった、今は存在しない中国エネルギー企業CEFCによる合弁事業からもたらされていたことが判明した。
同委員会がバイデン氏に弟から渡った高額小切手を明らかにするのは、これが2回目だ。
下院調査チームは先月、ジェームズ氏が地方の病院経営者との事業取引を取り付けた後、バイデン氏が20万㌦の直接支払いを受けたことを示す銀行記録を入手した。
バイデン氏の弟からの資金は、バイデン氏が副大統領職を離れてから大統領選に出馬する間の2018年に個人小切手の形で提供された。ジェームズ氏は小切手に「ローン返済」と記していた。
共和党のジェームズ・コマー下院監視委員長(ケンタッキー州選出)は1日、同党下院議員向けのメモで、CEFCから大統領の銀行口座に資金がどのように流れたかを解説した。
メモは「当委員会が各銀行に最近行ったバイデン一族の銀行記録の提出命令により、一連の複雑な金融取引を通じてバイデン氏に直接利益が渡ったことが示された」と結論付けた。
銀行記録と証人の証言によれば、ジェームズ氏とハンター氏は、バイデン氏が副大統領時代にCEFCとビジネス関係を築き始めた。元ビジネス仲間のトニー・ボブリンスキー氏によると、汚職と思われるのを避けるため、彼らはバイデン氏の退任から6週間後まで、「お礼」とみられる300万㌦の支払いを待った。
ボブリンスキー氏によると、このお金はジェームズ氏とハンター氏、そしてバイデンの名前を使って海外でCEFCの利益を促進するために働いた仲間数人への支払いだった。
ハンター氏とジェームズ氏は2017年にCEFCと別の取引を交わし、インフラプロジェクトを進める合弁会社を設立した。この取引の一環で、CEFCはプロジェクトの資本金として1000万㌦を送金することになっていたが、夏まで送金はなかった。
内国歳入庁(IRS)の内部告発者から下院調査チームに提供された、2017年7月30日の対話アプリ「ワッツアップ」のメッセージで、ハンター氏は父親を引き合いに出し、ビジネス相手のレイモンド・ザオ氏を通じてCEFCを脅迫した。
「私は父とここに座っており、なぜ約束が果たされないのか理解したい」。ハンター氏はこのメッセージで、ザオ氏にこう語った。
ハンター氏はさらに、速やかに資金を送るようザオ氏にこう警告した。「私の隣に座っている男と、彼が知っているすべての人間、そして私の永遠に恨みを抱き続ける能力の間で、私の指示に従わなかったことを後悔するようにしてやる」
ザオ氏はその後、「CEFCはバイデン一族と協力するつもりだ」と返答した。