大口献金者がヘイリー氏支持を表明-米大統領選

(2023年12月11日)

2023年12月6日水曜日、アラバマ州タスカルーサのアラバマ大学ムーディー・ミュージック・ホールで行われたNewsNation主催の共和党大統領予備選討論会で発言する共和党大統領候補のニッキー・ヘイリー元国連大使(AP Photo/Gerald Herbert)。

By Alex Miller – The Washington Times – Saturday, December 9, 2023

 ホームセンター大手、ホーム・デポの共同創設者ケン・ランゴーン氏は、共和党の大統領候補指名争いに名乗りを上げているニッキー・ヘイリー前サウスカロライナ州知事を支持することを表明、トランプ前大統領の時代は「過ぎ去った」と述べた。

 ランゴーン氏は8日、FOXニュースで「彼女は今、私たちに必要な人材だと思う。やり方が賢明だし、資質も備えている。さらに重要なのは、米国民がこのようなリーダーを必要としているということだ」と述べた。

 「ここ6、7、8年の状況を考えると…いいところが何もない」

 共和党の巨額献金者とされるランゴーン氏からの支持表明に先立ち、もう一人の大物支援者が現れていた。

 富豪のチャールズ・コーク氏だ。同氏のスーパー政治活動委員会「アメリカンズ・フォー・プロスペリティ(AFP)」は先月、ヘイリー氏支持を表明し、陣営に400万㌦を寄付した。

 AFPは「ニッキー・ヘイリー氏には、米国を団結させ、アメリカン・ドリームを復活させる希望的なビジョンがある。ジョー・バイデン氏は災厄であり、間違った政策のせいで国民は傷ついている。ドナルド・トランプ、ジョー・バイデン両氏は、チャンスはあったが、壊れた米国を修復することはできなかった」と表明した。

 ヘイリー陣営は、民主党の献金者で億万長者のリード・ホフマン氏からも支援を受け、25万㌦の献金があったばかりだ。

 ランゴーン氏はかつてトランプ氏を支持していたが、2021年1月6日に連邦議会議事堂で行われた抗議行動の後、トランプ氏との関係は悪化した。ランゴーン氏は、トランプ氏の時代は「終わってしまった」と述べ、大統領在職の最後の数カ月を問題視した。

 「トランプ氏が大統領としての最後の3カ月間にこの国にしたことは恥ずべきことだ。残念なことだ。そして、率直に言うと、あれのせいで再選のチャンスはつぶれたと思っている。1月6日に起きたことを考えると、『もうやめろ』と言うしかなかった。何を思っていたのかはよく分かった。もうやめよう」

 ランゴーン氏は、フロリダ州のロン・デサンティス知事も悪くないと思っているが、ヘイリー氏を支持することにした。デサンティス氏の支持率が「動いていない」からだ。

 選挙分析サイト「ファイブサーティーエイト」の共和党大統領候補者データによると、デサンティス氏への支持はこの数カ月間、下がり続けている。一方のヘイリー氏の世論調査の数字は改善し続けている。2人は、圧倒的な差で1位を維持しているトランプ氏に次いでほぼ2位タイにつけている。

 ランゴーン氏は「よくない兆候だ」と指摘、「一方のニッキー・ヘイリー氏はかなり調子を上げている。私にとって最優先はジョー・バイデン氏に勝つということだ。ジョー・バイデン氏が候補者になるのであれば、倒さなければならない。これ以上のごたごたには耐えられない」と述べた。

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