ケネディ氏は「コントロール不能」、第3の候補に「夜も眠れず」-民主・共和両陣営選挙責任者
(2024年4月26日)
By Seth McLaughlin – The Washington Times – Tuesday, April 23, 2024
オバマ政権(2009~17年)で大統領首席補佐官代理を務めたジム・メッシーナ氏は23日、今秋の米大統領選で民主党バイデン、共和党トランプの両候補に次ぐ第3の候補、ロバート・ケネディ・ジュニア氏についてMSNBCネットワークの番組「モーニング・ジョー」で、「どの州のどの層から票を集めているのか不明」と不安要素が大きいことを明らかにした。ケネディ氏の動向を考えると、民主、共和両陣営の選挙運動責任者らは「夜も眠れず」、ケネディ氏は「コントロールできない存在」として存在感を高めているという。
23日に発表されたマリスト社の世論調査ではケネディ氏に14%が投票するとしている。バイデン氏対トランプ氏の直接対決で見ると51%対48%でバイデン氏がリードしている。民主、共和両党とも、ケネディ候補の影響で、激戦州で特に票読みが難しくなっている。特にケネディ氏に立候補資格があるとされるネバダ州とミシガン州でその問題が顕著だ。
過去には16年の大統領選で、ミシガン州、ペンシルベニア州、ウィスコンシン州で緑の党のスタイン候補の得票数がヒラリー・クリントン候補に対するトランプ氏の票差を上回っていた。クリントン氏の敗因がこの第3党の6%の獲得にあったとも言われる。
民主党は有権者に、ケネディ氏や他の候補者を支持しないように触れ回っている。