トランプ氏、ハリス氏の価格統制案を非難「店が空っぽになる」
By Tom Howell Jr. – The Washington Times – Thursday, August 22, 2024
ドナルド・トランプ前大統領は22日、カマラ・ハリス副大統領の価格つり上げを禁止する案を非難し、この案を独裁者の強権的な統制になぞらえた。
トランプ氏は、価格を統制すれば、商品は店から消えると述べた。
「価格統制は機能しない。ベネズエラでは価格統制が行われ、商品が消えた。何も手に入らず、空っぽの店になってしまう」
民主党の大統領候補のハリス氏は先週、食料品販売業者の「事業コストとは無関係な価格つり上げ」を取り締まると述べた。とりわけ、企業の合併後の価格変動への監視を強化するという。詳細には触れていないが、価格を設定するのではなく、価格のつり上げを罰することを目的としているようだ。
共和党大統領候補のトランプ氏は、自身に好意的な司会者の番組に出演する中で、ハリス氏のこの案を批判した。
トランプ氏は、7月に民主党の大統領候補に選出されて以来、世論調査の支持が急上昇しているハリス氏の勢いを止めようと、メディア出演や国内各地への訪問を増やしている。
ハリス氏は22日、民主党全国大会で演説する。
トランプ氏は、11月にハリス氏が勝利すれば「国は滅びる」と警告した。これまでもハリス氏を繰り返しマルクス主義者と呼び、ハリス氏が大統領になれば、米国は国境開放とエネルギー資源不足に苦しむことになるだろうと述べた。
また、ハリス氏は経済に弱いと指摘。週半ばに労働省が発表した、2023年初頭から2024年初頭にかけての雇用者増が81万8000人と、従来の政府発表より大幅に下方修正されたことを強調した。
「ほぼ100万人分の雇用だ。彼らは雇用があると言ったが、なかった。これは詐欺だ。詐欺は犯罪だ」
トランプ氏は、バイデン-ハリス政権が新型コロナの大流行後の雇用の「立ち直り」をほとんど自身の実績にしていると主張、再選されれば再び好景気を取り戻すと訴えた。
「われわれは再びそれを成し遂げ、歴史上最強の経済にする」