コメンタリー


ペロシのいかさま裁判

(2021年8月4日)
 ANALYSIS/OPINION::米国民には1月6日に米議会議事堂で何が起こったか、知る資格がある。だが、ペロシ下院議長の偏見に満ちた議会特別委員会の仕事ぶりを見る限り、下院民主党多数派に期待した方がいいようだ。  
 トランプ前大統領の大統領職を終わらせた2020年の異様な選挙の抗議に絡む出来事に、ペロシ氏や、その他の議会の安全を任された責任ある当局者らが、どのように関与したかを明確にしない限り、出来事の完全な真相は明らかになりそうにない。   →続き

台湾有事、近隣国へ攻撃も 中国、軍増強で自信

(2021年7月15日)
 米インド太平洋軍の情報トップ、マイケル・スチュードマン海軍少将は、中国は台湾への圧力を強めているが、軍事力増強によって自信を強めており、近隣諸国への攻撃の可能性も高まっているとの見方を示した。  
 スチュードマン氏は今月初め、ハワイの司令部からのオンライン会議で「中国は非常に積極的で威圧的になっているが、台湾かその他の地域かという捉え方は間違っている。事態はそれほど単純ではない」と警告した。   →続き

トランプ対ビッグテック 言論の自由を救え

(2021年7月14日)
 ANALYSIS/OPINION:古代ギリシャの神話によると、ゼウスの息子ヘラクレスは、頭が三つある狂暴な地獄の番犬である「ケルベロス」に首輪を着けた時、最後の英雄テストに合格する。  
 寓話(ぐうわ)の登場人物ではないが、ドナルド・トランプ氏は、同じように厄介な現代の課題に取り掛かった。   →続き

急激に増大する中国発・宇宙戦争の脅威

(2021年7月14日)
 中国は過去6年間、大規模かつ急速に宇宙空間での戦争能力を構築してきた事実は、米国が立ち上げ始めた宇宙軍にとって大きな懸念事項だ-同軍の高級将校の一人が明らかにした。
 米国宇宙軍の司令部で戦略・企画・政策を指揮するマイケル・ベルナッキ海軍少将によれば、少し前までの中国の能力を考慮すれば、人工衛星攻撃用ミサイルや軌道周回兵器、宇宙戦争用電子装置などで中国が急ピッチに発達していることは特に憂慮される。 「私が一番恐れているわけは、6年前の中国には皆無に近かった能力を、今日、目撃しているからだ。中国が宇宙空間での戦闘能力を急激に発達させているのは恐るべきで、それ以外に表現のしようがないほどだ」、ベルナッキ少将は最近行われたウェビナーで語っている。→続き

パラダイスを夢見るのではなく、より完璧な連合を

(2021年7月7日)
 ANALYSIS/OPINION:米国の国造りは、恐らく完璧な域に達することのない、進行中の実験だ。私たちが誠意を込めたギブ・アンド・テーク――キャンセルカルチャーのアンチテーゼ――で、国造りに取り組み続けることは、私たちの利益になり、名誉にも資することだ。打ち上げ花火が終わり、パレードも、また、終わった今、このことを、心に刻んでおこう。  
 私たちの輸出品は思想である。それは、常にそうあり続けた。250年近く前の建国以来、米国人の個人の権利の思想や自由の概念は拡散し、世界中の野心的な人々や虐げられた人々の結集点になった。   →続き