国境・移民政策


テキサス州が不法移民3万人を民主党の「聖域都市」に移送

(2023年8月20日)
 米テキサス州のグレッグ・アボット知事は、3万人以上の移民を同州から全米の聖域都市(不法移民に対して寛容な措置を取る都市)にバスで移送したことを明らかにした。これはバイデン大統領の国境政策に反対する上で最も効果的な共和党の広報活動を展開したという勝利宣言だ。
 この戦略は2022年春、連邦議会議事堂近くにバス1台分の移民を降ろしたことから始まった。それ以来、首都ワシントンには1万700人以上の移民が移送された。 →続き

米政権の新たな国境政策でも利益を増やす密入国カルテル

(2023年8月7日)
 リオグランデ川をいかだで渡ったミゲル・アンヘル・サラザール・エストラーダさんは、グアテマラからの密入国のために家族が1万7000㌦を支払ったと、国境警備隊員に語った。
 アリゾナ州に密入国した際に拘束されたメキシコ人のフアン・マヌエル・ララ・アルバレスさんは、その移動に20万ペソ(1万2000㌦弱)を支払ったという。 →続き

多くの命を奪う国境危機

(2023年7月13日)
 毎日6500件以上の不法越境があり、バイデン大統領の国境危機に現体制は対応し切れていない。新しいデータによれば、5月に不法に米国とメキシコの国境を越えようとして逮捕された移民は20万4561人であり、ホワイトハウスの「不法な国境越えは激減した」という主張とは完全に矛盾している。
 5月の不法入国者数は、過去22年間で2番目に多い。この現状を否定することは不可能だ。 →続き

米国人の過半数がメキシコ麻薬カルテルとの戦争を支持

(2023年6月24日)
 米国人は、麻薬や不法移民を米国に送り込んでいる麻薬密輸カルテルに対抗するため、メキシコへの直接的な軍事介入に予想以上の意欲を示している。
 今月の世論調査によると、米国人の61%が 「メキシコのカルテルと戦う」ために軍を派遣することを支持している。5月に発表された世論調査では、米国人の53%が 「メキシコ国内への米軍の人員と資産の配備」を支持していた。 →続き

バイデン氏の失態、立ち上がるテキサス州

(2023年6月21日)
 米国を襲うメキシコの麻薬カルテルに対し、ついに当局が行動を起こした。しかし、国土の防衛に乗り出したのは、ワシントンの連邦政府ではなく、テキサス州の責任感の強い議員らだ。
 バイデン大統領は国家安全保障の最高責任者のふりをしてきたが、失敗が明らかになり、真の姿を隠すことができなくなった。 →続き

米移民当局、犯罪歴のある不法移民を多数解放

(2023年5月16日)
 移民税関捜査局(ICE)は、国境に迫る移民の急増に備え、犯罪歴のある者を含む拘束中の不法移民を解放して、収容スペースを確保する計画だ。
 ICEは、6週間前の2万8000人以上から、今月初めには2万3000人以下に収容人数を減らした。これには、ICEが解放した犯罪歴のある数百人が含まれている。 →続き

テキサス州知事、移民急増から国境を守る「国境部隊」を創設

(2023年5月11日)
 米国テキサス州のグレッグ・アボット知事は月曜日、同州が新たに創設した国境警備隊に州兵部隊を割り当てて、今後数週間にかつてない規模で米国流入が予想される不法移民を「撃退」するよう命じた。
 アボット知事(共和党)はまた、バイデン大統領が木曜日、コロナ大感染の期間に適用した緊急事態措置を終わらせ、混乱の抑制に役立った「タイトル42」の権限を破棄すれば、国境は「壊滅的な災い」をもたらすと予告した。 →続き