ペンス氏、ウクライナ難民への「ベルリン大空輸」呼び掛け
By Dave Boyer – The Washington Times – Wednesday, March 16, 2022
マイク・ペンス前副大統領は2日、米国は戦闘機と対空ミサイルをウクライナに供与すべきだと述べ、かつてのベルリン方式の大規模な空輸で人道支援を行うよう呼びかけた。
ペンス氏はFOXニュースで、「そろそろミグ戦闘機を供与し、対空システムを提供する時期だと思う。そして、21世紀のベルリン大空輸の時が来たと思っている。とどまっている人たちが、ロシアの侵略から持ちこたえられるよう、基本的な生活の糧を確保しなければならない」と述べた。
1948年、米国と同盟国は、ソ連によって西側に通じる高速道路、鉄道、運河のすべてを遮断された東ドイツの西側支配地ベルリンに、空輸による大規模な物資補給を実施した。ベルリン大空輸は約1年にわたり、230万トン以上の貨物を輸送した。
先週ポーランドとウクライナの国境を訪れたペンス氏は、難民やまだウクライナにいる人々への物資が不足していると述べた。
「食料、水、薬などの不足に直面しているという話を何度も耳にした。今こそ自由世界が歩み寄り、ウクライナの人々が自らを守り、また自分自身や家族を守るための手段を確保できるよう協力する時だと思う」
米国は、ポーランドが提案したウクライナへのミグ29戦闘機の供与について、「実現不可能」とし、同意を拒否している。
ペンス氏は、政権はもっと努力すべきと述べた。
「(ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の)追加制裁の呼びかけに耳を傾け、プーチンを経済的に孤立させることが重要だと考えている。そして、自衛のための能力をより多く与え、この必要な時に必要な支援を与えるために、私たちがもっと努力する時が来たと思う」
ペンス氏は、ゼレンスキー氏が米軍を要求しているわけではないと指摘した。
「彼は単に自衛のための能力を求めているだけだ。だから、対空ミサイルシステム、ミグを供与し、支援すべきだ」